晴天と雨天

すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。

すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。

すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。 

誰一人として、無駄に生まれることは出来ません。

誰一人として、無駄に生きることは出来ないのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生きなければなりません。

なぜなら、人生の目的を果たすために生きることが、人生を生きる理由であり、人生を生きることに意味や価値を与えるからです。

人生を生きる理由や意味や価値を得ることが出来ないのは不幸です。

それは、人生を生きる理由や意味や価値を得ることが出来なければ、豊かさを得ることが出来ないからです。

豊かさを得ることが出来なければ、空しさを得なければならないのです。

人生の目的を知らず、生きる理由や意味や価値を知らずに、人生に満足や幸福や豊かさを得ることは出来ないのです。

自分勝手な理想を追い求めて思い通りに生き、目の前の快楽や欲望や責任を貪(むさぼ)り、地位や名声や財産を手に入れたとしても、人生に満足や幸福や豊かさを得ることは出来ないのです。

生きる理由や意味や価値を得ることが出来なければ、何を得たとしても空しいのです。

人生を豊かに生きるために必要な条件は、生きる理由や意味や価値を与える人生の目的を知り、それを果たすために生きることです。

生きる理由や意味や価値が得られなければ、何を得たとしても空しいのです。

あなたは、理想や願望やこの世の富を得るために生きているのではないのです。

あなたは、人生の目的を果たし、人生に満足や幸福や豊かさを得るために生きているのです。

そのことを誤解してはならないのです。

人生に目的が存在することを知らずに、理想や願望やこの世の富を追い求めてはなりません。

それでは、空しさを得ることになってしまうのです。

人生を思い通りに生きることが豊かさだと思い込んでいる人がいますが、あなたは自分が未熟であることを忘れてはなりません。

未熟者の判断は間違いなのです。

未熟者が豊かさだと信じているものが真(まこと)の豊かさだと思い込んではなりません。

真の豊かさは、未熟者には理解することが出来ないものなのです。

未熟者は晴天を求めます。

それは、都合が良いからです。

そして、雨天を嫌うのです。

それは、都合が悪いからです。

晴天を求める程、雨天は後回しになります。

後回しにされた雨天は、まとまった雨を降らすのです。

それは、後回しにした問題が、苦悩として現れるようなものなのです。

問題が生じた時に対応していれば、苦労で済んだのです。

苦労は学びと成り、学びは喜びと成るのです。

しかしながら、問題を後回しにすると、苦悩と成り、絶望や空しさと成るのです。

雨は降るに従って降る方が良いのです。

まとまった雨は災いを引き起こすでしょう。

あなたは、晴天を望んで豪雨を得てはならないのです。

人生には様々な問題が生じますが、それを否定して、後回しにしてはなりません。

問題は、必要に応じて導かれるのです。

今日が晴天でも雨天でも、懸命に生きれば良いのです。

今日が晴天でも雨天でも、感謝して生きましょう。

そうすれば、学びと喜びと豊かさを得ることが出来るでしょう。