何かを成すためには、何かを諦(あきら)めなければなりません。
何もかもを抱えたままで何かを成すことは出来ないのです。
どのような人も、そのように上等には作られていないのです。
あなたに抱えられるものには限りがあります。
あなたは、抱えるものを決めなければなりません。
そして、諦めるものを決めなければならないのです。
諦めなければ、何かを成すことは出来ません。
欲するものを何もかも抱えているなら、歩むこともままならないのです。
何かを成すためには、目的地へと辿り着かなければなりません。
しかしながら、多くを抱えていては、それも不可能なのです。
必要とは、多くを抱えることではありません。
必要とは、余計や不足を手放すことなのです。
多過ぎず、少な過ぎず、丁度良いのが必要なのです。
あなたは、必要を抱えて歩みましょう。
多くの人は、恐れから多くのものを抱えています。
多くの人は、多くを持てば良いと思い込んでいるのです。
しかしながら、多く持つ程に道程(みちのり)は険しいものになってしまうのです。
重荷を抱えて道を行くことは出来ません。
なぜなら、あなたは、いつまでもその重さに耐(た)えることが出来ないからです。
重荷を抱えていては、真っ直ぐに歩むことは出来ません。
そして、重荷を抱えていては、歩み続けることは出来ないのです。
重荷を抱えていては、目的地に辿り着くことも出来ないのです。
あなたが目的地に辿り着くためには、真っ直ぐに歩み続けなければなりません。
そのためには、余計な荷物を手放すことです。
あなたは、恐れから多くのものに執着(しゅうちゃく)します。
その行為が、あなたの歩みの妨げとなっているのです。
あなたは、人生の目的を果たさなければなりません。
そのために、恐れを手放しましょう。
人生には、無意味なことや無価値なことは実現しません。
すべてに意味があり、価値があるのです。
そのことを知れば、恐れによって多くのものに執着する必要などないのです。
人生は、それでも上手くいっています。
現状がどのようなものであれ、人生は上手くいっているのです。
未来がどのように思えても、人生は上手くいっているのです。
人生の目的と理想は異なります。
人生は、目的を果たすことが出来ればそれで良いのです。
理想は実現しなくても良いのです。
あなたは、重荷を手放しましょう。
真っ直ぐに歩むのです。
必要とは、あなたが思う程難しいものではありません。
必要とは、最も単純なものなのです。
多くを抱えて複雑にしてはなりません。
それでは、必要を見失うからです。
勇気を以(もっ)て手放しましょう。
手放せば、必要が見えてきます。
手放さなければ、道を見失うのです。
人生の目的を見失ってはなりません。
あなたは、必要だけを抱えて真っ直ぐに歩みましょう。
安心感によって単純に生きましょう。
恐怖心によって複雑に生きてはなりません。
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