すべての人は、未熟に生まれます。
すべての人は、未熟を生きなければなりません。
すべての人は無知であるのです。
知っている人はいません。
世の中には、知っていると思い込んでいる者がいるだけなのです。
あなたは、知っていると思い込んではなりません。
自分が正しいなどと信じてはならないのです。
どのような時にも、自分が完全に正しいということはないのです。
正しい可能性があるだけなのです。
すべての人が正しく、すべての人が間違っています。
あなたは、そのことを知らなければなりません。
残念ながら、すべての人が知りません。
すべての人が、人がこの世で受けるものは、そのすべてが悪いということを知らないのです。
多くの人は、この世で受けるものは良いと思い込んでいます。
多くの人は、この世で良いものが得られると思い込んでいるのです。
しかしながら、この世で得られるものは悪いのです。
どのように良いと思えることも、良いと思えるだけであって悪いのです。
あなたは、この世で得られるすべてのものが悪いということを前提としなければなりません。
何を得ても悪いのです。
何を得ても悪いのだから、不平不満を吐く必要はないのです。
良いものを得られるという期待が、不平不満を吐かせるのです。
すべてが悪いということを前提とすれば、与えられるものや得られるものに対して、感謝を抱くことが出来るのです。
良いものが与えられるとか、良いものが得られると期待すれば、悪いものが与えられたり得た時に落胆(らくたん)し、不平不満を吐くのです。
この世で得られるもので良いものはありません。
あなたは、そのことを知らなければなりません。
不平不満を吐く者は知らないだけです。
知れば感謝するでしょう。
あなたは、悪いものに感謝しなければなりません。
悪いものに不平不満を吐くのであれば、それはより悪いものになってしまうからです。
多くの人は、悪いものをより悪くするのです。
そのため、人生には問題や苦悩が増し、空しさが実現するのです。
人生において与えられるものや得られるものは必要です。
あなたは、悪いものの中から必要を得るのです。
すべてが悪いことを知り、悪いものに感謝しましょう。
良いものが与えられないとか、得られないからといって不平不満を吐いてはなりません。
感謝することが出来ない者は、問題や苦悩に陥(おちい)って空しく生きなければなりません。
あなたには、果たさなければならない人生の目的があるのです。
人生の目的を果たすことが、人生に生まれた理由なのです。
それを知らなければなりません。
この世で与えられるものや得られるもので良いものなどありません。
与えられることや得られることのないものに期待して、不平不満を吐いてはなりません。
どのようなものが与えられ、得られたとしても感謝しましょう。
悪いものの中で豊かに生きるためには、悪いものに感謝するしか方法はないのです。
歪んだ期待を抱えて生きてはなりません。
悪いものに感謝して、豊かに生きましょう。
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