すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。
誰一人として、無駄に生まれることは出来ません。
あなたは、人生の目的を果たすために生まれたのです。
人生の目的を果たすために生きなければなりません。
大切なのは、人生の目的を果たすことです。
人生においては、それ以上に重要なことはありません。
しかしながら、人生の目的というものは、あなたの理想ではありません。
理想を追い求めた先に人生の目的は存在しないのです。
理想を追い求めたとしても、人生の目的を果たすことは出来ないのです。
なぜなら、人生の目的とは、人生の原因であり、人生を始める前に決めたものだからです。
この世界には、因果の仕組みが存在します。
因果の仕組みとは、結果には、それに相応(ふさわ)しい原因が存在するというものです。
人生という結果を実現させるためには、人生の目的という原因が必要なのです。
人生の目的が存在しなければ、人生は存在しないのです。
そのため、人生の目的を後天的に設定することは出来ません。
人生の目的とは、先天的なものなのです。
理想と人生の目的が一致しないのは、あなたが人生の目的を忘れているからです。
それは、この世界に順応するために古い記憶を忘れる必要があったからです。
あなたには、果たすべき人生の目的があります。
しかしながら、それは、後天的な理想とは異なります。
理想とは、誤解なのです。
理想を追い求めたとしても、人生を完成させることは出来ないのです。
人生を完成させることが出来なければ、空しいのです。
完成することのない人生を生きても空しいだけなのです。
彷徨(さまよ)っていても空しいのです。
大切なのは、その歩みに目的地が存在することなのです。
理想を追い求めたとしても、目的地には辿り着けません。
なぜなら、理想を追い求めたとしても、更なる理想が現れるからです。
理想に終わりはないのです。
人生の目的を果たすためには、理想を手放さなければなりません。
それは、思い通りに生きようとする執着(しゅうちゃく)を手放すことです。
人生の目的を果たすためには、思い通りに生きることは出来ません。
思い通りには進めないが、その道を進まなければならないのです。
思い通りに進んでも、目的地には辿り着くことが出来ません。
なぜなら、目的地の方が先に存在するからです。
目的地は、変わらずそこに存在するのです。
目的地に向かって進まなければ、目的地に辿り着くことは出来ないのです。
思い通りに進んでも目的地には辿り着けないのです。
あなたは、目的地に向かって進まなければなりません。
案内に従(したが)って進むのです。
思い通りに進んでは、彷徨うだけなのです。
彷徨うよりも、目的地に辿り着くことの方が大切なのです。
空しく生きるよりも、豊かに生きなければなりません。
人生の目的を果たすためには、人生の目的に従って生きなければなりません。
思い通りに生きることに執着しなければ、人生の目的に従って生きることが出来るのです。
難しいことではありません。
思い通りにならないことに不平不満や嘆(なげ)きを吐き、道を見失ってはならないのです。
思い通りにならないことにも意味と価値を探し、道を見出さなければならないのです。
人生は、必ずしも思い通りに生きる必要はありません。
人生は、人生の目的を果たすことが出来ればそれで良いのです。
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