人生とは旅路のようなものです。
生きるということは道を行くということです。
自らの理想や目標という目的地に向かって突き進むということです。
しかしながら、その道のりは平坦なものではありません。
簡単に進むことができるほど、人生の道のりは気楽なものではないのです。
人生とは、誰しもが道なき道を行かなければならないのです。
人生の道のりは誰にとっても悪路であるということを覚えておかなければならないでしょう。
しかしながら、人生における苦はそれだけではありません。
悪路に加え、荷物を抱えなければならないのです。
あなたが大切に思い、守りたいと思う存在はあなたが抱える大切な荷物です。
しかしながら、守りたい荷物を抱えるのならば、それを守るためのリスクも同時に抱えることになります。
あなたが大切な荷物を抱える度に、問題や苦悩も抱えなければならないのです。
悪路に加え、大きな荷物を抱えなければならないのが人生です。
そして、そのような状態でも目的地へと向かって歩みを進めなければならないのが人生なのです。
生きるということは歩みを進めること。
生きるということは荷物を背負うということ。
生きるということは苦しいこと。
なのです。
生きるということを気楽に考えてはなりません。
真剣に生きる者ほど、人生は簡単ではなく、気楽なものではないことを理解するでしょう。
責任感を持ち、真剣に生きる者は、自然と大切に思い守りたいと思うものが増えていきます。
その度に苦しみは増すことでしょう。
責任感を持たず、いい加減に生きる者は、背負う荷物も少なく済みます。
足元だけ気にしているなら、難なく先へと進むことができるでしょう。
しかしながら、人生における意義は、早く進むことだけでは果たすことはできません。
どれだけの荷物を目的地へと運ぶことができたのか?
ということが重要なのです。
それは、人の成長を現しているのです。
どんなに素早く目的地に辿り着くことができても、何の荷物も持っていなければどうすることもできません。
目的地に辿り着くことができても、テントも無い、食料も無い、燃料も無いでは話にならないのです。
人はどれだけの荷物を背負い、どれだけの荷物を目的地に運ぶことができるのか?によってその価値が決まります。
責任感に欠け、大切に思う存在が少ない人間には、人生の意義は果たせないのです。
自分のことだけ気にして生きるのは気楽です。
しかしながら、それだけでは豊かさを得ることはできません。
大切なものをたくさん見付け、それを背負うことのできる人物こそが豊かさを手にするのです。
あなたは人を助けなければなりません。
多くの荷物を背負わなければなりません。
生きることは決して気楽なものではありません。
どのような悪路においてどれほどに荷物を抱えていたとしても、その状態において自分にできることをこなさなければならないのです。
耐えることしかできなければ耐えなければなりません。
一歩でも進めるのならば進まなければなりません。
現状がどれほど苦しくても、逃げ出してはなりません。
例え失敗する恐れがあっても、立ち向かわなければなりません。
苦を除外視して、初めから人生に楽を求める者は大成することはできません。
真剣に生きる者の人生は苦しいのが当たり前なのです。
いい加減に生きて苦しいのは救いようがありませんが、あなたが自分なりに真剣に生きているのに苦しいというのであれば、その苦しみを踏まえて自分にできることをこなし続けなさい。
あなたを救うのはあなたでしかありません。
より多くの大切な荷物を目的地へと運びましょう。
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