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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2012年11月18日日曜日

加法と減法

価値が生み出される過程は大きく分ければ二つの方法に辿り着きます。
一つは、新たな形の価値を生み出していく方法です。
これは加法の考え方です。
そこに存在しない形を投入することによって、全く新しい価値を創造するというやり方です。
加算的な考え方なのです。
その場に存在しない形には価値があります。
希少なものには自ずと価値が付属するのです。
残念ながら、有り触れているものには価値がありません。
「慣れ」という感覚は価値を殺すからです。
平凡なものに対して、人は価値を見出すことができないのです。
非凡であり、希少なものに対して、人は価値を見出すのです。
そのため、その場に存在しない形を投入すれば、そこには新たな価値が生み出されるのです。
あなたが何かしらの価値を生み出したいと考えているのであれば、その場に存在しない形を投入することで生み出すことのできる価値が存在しているということを知らなければならないでしょう。
もう一つの方法は、その場に存在している「問題」を解決することで価値を生み出していくというものです。
これは減法の考え方です。
つまり、価値を見出すことに繋がらない形(問題)を潰していくのです。
問題を減らしていくことによって価値を生み出すものが残ります。
問題が解決することによって生み出される価値もあるのです。
例えば、あなたが抱えている病気を取り除いてくれる医術に対して、あなたは価値を見出すことができるはずです。
あなたが病という問題を抱えるのならば、それを解決してくれる病院という場所や医者という存在、それに医学や医術という技術に対して価値を見出すことになるでしょう。
問題を解決することは、価値を生み出していくということなのです。
加法と減法の二つの方法によって、人は価値を生み出していくことができるのです。
あなたが目の前の状況に対して何らかの価値を生み出したいと考えているのであれば、加法と減法を用いてその状況や環境に対して貢献することのできる方法を探さなければなりません。
状況や環境に対して新たな形を投入することも、その場に存在している問題を解決することも、貢献という条件を満たすことができなければ価値を生み出すことはできないのです。
加法によって新たな形を投入しても、その状況や環境に貢献することがないのであれば、価値を生み出すことなどできません。
減法によって問題だと「思われる」ものを解決しても、その行為がその状況や環境に対して貢献することがないのであれば、価値などないのです。
結局は、貢献することができるのか?ということなのです。
何かに対して役立つものは価値を持ちます。
あなたは自らの選択が、状況や環境に対して貢献するかどうかを考えなければなりません。
誰にとっても病気は苦しく、その状況や環境から解き放ってくれる医術は、病と闘う人にとっては貢献するものであるでしょう。
病と闘う人にとって、医術は価値のあるものなのです。
人に必要とされるものには価値があります。
人に必要とされないものには価値がありません。
必要とは貢献です。
あなたは状況や環境に対して貢献する新たな形を投入しましょう。
そして、状況や環境に存在している問題を解決することによって貢献しましょう。
貢献することを心掛ければ、あなたは価値を生み出し、そこに必要な豊かさを手にすることができるでしょう。



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