感情では、あなたを正しく導くことはできません。
感情に任せても、あなたは豊かさへと辿り着くことはできません。
なぜなら、感情とは一過性のものであり、状況によって左右されるからです。
物事の表層をなぞり、その本質、本意を得ることはできません。
感情に従えば、あなたは道に迷ってしまうでしょう。
大切なのは、物事の本質を見極めることです。
その本意を得ることです。
物事の本意を見極めることがなければ、人は豊かさへと辿り着くことはできません。
うわべを舐める者には無理なのです。
大切なことはすべて深い場所に存在しています。
それは一見して分かるものではありません。
豊かさとは意地悪な性格をしています。
隠された本意を見極める者にのみ、豊かさを与えるのです。
そのため、感情に支配され、表層を右往左往している者には豊かさへと辿り着くことはできないのです。
感情はあなたを左右に動かすことはできても、深くに導くことはできません。
深部に届くためには、物事の表層に動じることの無い冷静な判断力が必要なのです。
冷静さに欠けてしまえば深さを得ることはできません。
感情を制御することができずに飲み込まれてしまう者には不可能なのです。
あなたは感情に支配されることを避けなければなりません。
感情とは、自らを擁護し、正当化する自己防衛本能です。
感情的な状態において、人は自らが正しいとしか思っていません。
不満を抱え、敵を作り、自我を通そうとする行為に克己心などありません。
自らが正しい、自分以外は間違っている。
このような表面的で幼稚な考えこそが、人を感情に駆り立てるのです。
感情的な思考は、自らが見たいと思うものを見るように努めます。
それは感情によって湾曲された事実です。
事実は自らに対して反省を促しているかもしれません。
謙虚さを知れと叱っているかもしれません。
反省すべき時に反省することなく、豊かさを得ることなどできないでしょう。
豊かさへと辿り着くためには、その条件を満たさなければなりません。
その条件こそが物事の本質であるのです。
感情的な者が豊かさへと辿り着くことができないのはそういう理由があるのです。
見たいものを見ているだけでは世界は歪みます。
偏見ではならないのです。
中には見たくない事実もあるでしょう。
人生なんて、ほとんどが見たくない事実かもしれない。
しかしながら、そこから逃げ出すために感情に頼って暴れても、行き着く先は破滅的な状況なのです。
自分にとって都合良く、心地好い見たいものしか見たくないというような幼稚な考え方は捨てなければなりません。
子どもは人生を豊かにする術を持ちません。
子どもは人生を打開する力を持たないのです。
残念ながら、子どものように感情的な振る舞いは通用しません。
事実(問題)と向き合うことでしか、人生は豊かにはならないのです。
あなたは感情に従ってはなりません。
自らの大切な選択を感情に任せてはならないのです。
すべてが紛れもない事実です。
認めなければなりません。
認めなければ冷静な判断はできません。
すべてを認め、どうすればその問題を解決することができるのかを考えなければならないでしょう。
感情に任せて自分を擁護し、正当化する時間こそ何も生み出すことはなく、無駄であるということを理解しなければなりません。
見たいもので世界は構成されてはいません。
その本質や本意、物事の深くに隠された事実を見極めようと努めましょう。
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