この世界には、因果の仕組みが存在します。
この世界のすべてが、因果の仕組みに従っているのです。
因果の仕組みとは、結果には、それに相応(ふさわ)しい原因が存在し、原因は、それに相応しい結果を実現するというものです。
この世界に実現するすべての状況が、当然の結果であるということを覚えておかなければなりません。
原因は、すべて自分にあるのです。
人生における原因は自分です。
人生におけるすべての状況は、自分が原因となって実現しているのです。
残念ながら、多くの人は、原因が自分にあることを知りません。
多くの人は、目の前の状況が、誰かや何かによって引き起こされていると思い込んでいるのです。
表面的に見れば、目の前の状況が誰かや何かによって引き起こされているように思えるでしょう。
しかしながら、人生におけるすべての状況は、自分によって引き起こされています。
すべての状況には、あなたが関わっているのです。
残念ながら、あなたに関係のない状況は存在しません。
あなたは、すべての状況に携(たずさ)わっているのです。
なぜなら、あなたが選んだからです。
すべての状況は、あなたが選んだから導かれたのです。
状況が勝手に導かれるということはありません。
因果の仕組みが間違えることはないのです。
それが、どのような状況であろうとも、あなたが選んだのです。
導かれた状況に対してリコールを求めても、一度導かれた状況は変わらないのです。
どのような手を尽くしても、現実を否定することは出来ません。
時間を戻すことも出来ないのです。
結果は、受け入れなければなりません。
それは、すべての結果が最善だからです。
人生には、最善の状況が導かれます。
残念ながら、あなたにはそのようには思えないでしょう。
しかし、すべての状況はあなたに最善の学びを導くのです。
苦しいからこそ学ぶことが出来るのです。
最高の学びとは、最高の苦しみなのです。
苦しい程に、学びの質は高いということを理解しましょう。
人生には苦しい状況が導かれるのです。
残念ながら、それを避けることは出来ません。
なぜなら、あなたは学ぶために生まれたからです。
あなたは、遊ぶために生まれたのではないのです。
残念ながら、あなたはそのことを忘れているのです。
あなたは、学ぶために生まれたのです。
それは、苦しみを経験するために生まれたということなのです。
人生は、苦しむための時間なのです。
多くの人は、喜びを中心に人生を築こうとします。
しかしながら、人生の中心には苦しみが存在するのです。
苦しみを学ぶために、喜びの助けが必要なのです。
喜びの助けがなければ、苦しみを学ぶことが出来ないのです。
あなたは、自分で選んで生まれたのです。
あなたは、自分で選んで苦しむのです。
自分で選んだ状況に文句を吐いてはなりません。
文句を吐いても、良い結果を得ることは出来ません。
なぜなら、文句が原因となるからです。
文句を吐くのであれば、それに相応しい結果を得ることになるでしょう。
苦しみは良い学びとなりますが、文句を吐いているのであれば、喜びの助けを得ることが出来ません。
それでは、苦しみを学びに変えることが出来ないのです。
苦しみは避けられません。
あなたは何(ど)の道苦しむのです。
文句を吐いても苦しみは消えません。
しかしながら、文句を吐けば、喜びは消えてしまうのです。
あなたは、苦しみを喜びで迎(むか)え入れましょう。
もちろん、どうするか?は、あなたの自由です。
自分で選んで生まれたのだから、どう生きるかは自分で選べば良いのです。
出来れば、文句を吐かずに良い道を探しましょう。
今に最善を尽くすべきなのです。
人生は思い通りにはなりません。
苦しいことが自然です。
あなたはそのことを覚えておかなければなりません。
喜びの助けを借りて、十分に苦しみましょう。