すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
あなたは、人生の目的を果たすために生まれたのです。
人生の目的は、何よりも優先すべきことなのです。
どのような理由があろうとも、人生の目的を果たさなければなりません。
人生の目的を果たすことなく、人生を完成させることは出来ないのです。
人生の目的を果たすことが、人生に生まれた理由です。
それ以外の理由では生まれてはいないのです。
しかしながら、すべての人は、人生の目的を知りません。
残念ながら、人生において最も大切な目的を忘れてしまうのです。
すべての人は、未熟に生まれます。
すべての人は、知らないのです。
因果の仕組みの存在するこの世界においては、人生の目的は人生を始める前に決めています。
あなたは、人生を始める前に人生の目的を決めたのです。
しかしながら、肉体を以て生まれる時には、それを忘れてしまうのです。
それは、魂に対して、肉体は未熟だからです。
肉体を通じては、すべての感覚が鈍(にぶ)くなってしまいます。
肉体に宿れば、見えるものも見えなくなります。
聞こえるものも聞こえなくなります。
触れられるものにも触れられなくなってしまいます。
感じられることも感じられなくなってしまうのです。
肉体に宿れば、すべての能力が制限されます。
それは、人生の目的を果たすためには、それに相応(ふさわ)しい役割を担(にな)う必要があるからです。
役割とは、偏(かたよ)りです。
役割を果たすためには、偏らなければならないのです。
何かに特化することによって、役割を果たすことが出来るのです。
魂は、肉体を通じて能力を抑(おさ)えているのです。
その関係で、人生の目的を忘れてしまうということなのです。
大切なのは、人生の目的を思い出すことです。
あなたは、偏って抑えられた状態から、人生の目的を思い出さなければなりません。
そのためには、自分を磨くことです。
あなたは、偏って抑えられた状態ですが、同時に曇っています。
偏った隙間(すきま)から、光を放たなければならないのです。
隙間からでも光を放てば、十分に照らすことが出来るのです。
光が強ければ、人生の目的を照らし出すことが出来るのです。
しかしながら、光が曇っていれば、人生の目的を照らし出すことは出来ません。
暗闇に目を凝(こ)らしても、見えないのです。
触れても分からないのです。
光が無ければ、人生の目的を知ることは出来ないのです。
あなたは、自分を磨かなければなりません。
偏って抑えられ、限られた状態であったとしても、磨けば光は増すのです。
限られた光であっても、それが明るいのであれば、十分に照らし出すことが出来るということを理解しなければなりません。
あなたは、自分を磨きましょう。
自分を磨くためには、苦しむ必要があります。
人は、苦しみによって自分を磨くことが出来るのです。
曇りとは、傷口の膿(うみ)のようなものです。
傷口が膿んでいる間は疼(うず)くのです。
傷口が疼いている間は、傷口のことが気になります。
人生の目的を探さなければならないのに、傷口の痛みに執着(しゅうちゃく)してしまうのです。
膿を出し切るまでは、傷口は疼くのです。
曇りが取れるまで、苦しみは続くのです。
あなたは、苦しみを嫌ってはなりません。
苦しみは、傷口から膿を絞(しぼ)り出す痛みのようなものなのです。
傷口から膿を絞り出していることを理解すれば、苦しみを嫌うことはないでしょう。
寧(むし)ろ、痛みに耐(た)えて傷口から膿を絞り出すはずなのです。
苦しみは、あなたの抱えている誤解や偏見(へんけん)を直します。
それは、曇りを取り除くことなのです。
役割を果たすことによって、あなたは光を増します。
そうすれば、人生の目的を理解することが出来るでしょう。
苦しみの助けがなければ、人生の目的を理解することは出来ません。
都合の良いことばかりでは、人生の目的を理解することは出来ないのです。
あなたは、精一杯に生きましょう。
役割によって、完全に成ることは出来ません。
あなたは、役割によって偏って抑えられるからです。
偏って抑えられ、限られた分だけ、余計に磨く必要があるということを理解しましょう。
感謝の気持ちで生きましょう。
そうすれば、自分が磨かれるのです。
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