仕える者

すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。 

すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。 

すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。 

誰一人として、無駄に生まれることは出来ません。 

誰一人として、無駄に生きることは出来ないのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生きなければなりません。

それは、人生の目的を果たすことが、人生に生まれ、生きる理由だからです。

人生の目的を無視して生きてはなりません。

それは、生きる理由を見失わせ、人生を空しくする行為だからです。

残念ながら、人生の目的を無視して豊かに生きることは出来ません。

理想を追い求め、目の前の快楽や欲望や責任を貪(むさぼ)り、地位や名声や財産を手に入れたとしても、人生を豊かに生きることは出来ないのです。

人生を豊かに生きるためには、人生の目的を果たさなければなりません。

人生の目的を果たすためには、貢献(こうけん)しなければなりません。

自分勝手に生きたとしても、人生の目的を果たすことは出来ないのです。

貢献することが、人生の目的を果たすための条件なのです。

誰かや何かのために生きることが出来ない者には、人生の目的を果たすことは出来ません。

あなたが人生の目的を果たし、豊かに生きるためには、貢献しなければならないのです。

多くの人は、自分勝手に生きることで、何かしらの利益を得たと信じています。

例えば、面倒なことは他者に押し付けて、楽なことだけを選ぶ人がいます。

その時には、面倒を避け、楽を得たと信じて喜ぶのです。

しかしながら、それが真(まこと)の豊かさではないことには気が付かないのです。

子どもは、自分勝手に振る舞うことが許されています。

精神的に未熟な者は、子どもが豊かに生きていると思い込むのです。

しかしながら、子どもは与えられるものしか手に入れることが出来ません。

子どもは、小さな世界を自分勝手に生きているに過ぎないのです。

残念ながら、それは、真の豊かさではありません。

真の豊かさとは、大きな世界を生きることです。

多くのものを与えられることこそが豊かな生き方なのです。

多くのものを与えるためには、貢献しなければなりません。

貢献するためには、誰かや何かに仕(つか)えて生きなければならないのです。

子どものように自分勝手に与えられることを喜ぶのではなく、親のように仕える者として与えることを喜ばなければならないのです。

与えられる者は小さく、与える者は大きいのです。

小さいから与えられるのを喜び、大きいから与えるのを喜べるのです。

あなたが豊かに生きるためには、仕えて与えなければなりません。

いつまでも小さな子どものように、自分勝手に与えられることを喜んでいてはならないのです。

自分勝手に与えられることを喜んでいる者が、豊かに生きられるはずがないのです。

真の喜びや真の豊かさは、与えることで得られるものなのです。

貢献することが、人生の目的を果たすための条件です。

自分勝手に生きたところで、人生の目的を果たすことは出来ません。

自分勝手に一生懸命に生きたとしても、人生は空しいということを理解しなければなりません。

あなたは、与えられるものは与えましょう。

どのような時にも、与えられるものがあるはずです。

与えられるものがない人などいないのです。

多くを与えられる者よりも、少くても与える者の方が豊かに生きるのです。

多くを与えられる者を羨(うらや)んではなりません。

そのような者は空しく生きているのです。

見た目だけで判断してはなりません。

見た目には分からないことがあるのです。

あなたは与えられるものは与えましょう。

それは誰かや何かに対しての貢献となります。

そうすれば、あなたは人生の目的を果たし、豊かに生きることが出来るでしょう。