変えられるもの

すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。 

すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。

すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。 

誰一人として、無駄に生まれることは出来ません。

誰一人として、無駄に生きることは出来ないのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生きなければなりません。

それは、人生の目的を果たすことこそが、あなたが人生に生まれ、生きる理由だからです。

人生の目的を無視して生きたとしても、満足や幸福や豊かさを実現することは出来ないのです。

それは、生まれた理由を無視するということは、生きる理由も無視するということだからです。

生きる理由が分からなければ、人生に満足や幸福や豊かさを得ることは出来ないのです。

人生に何を行い、何を実現し、何を得たとしても、生きる理由が分からないのであれば、それ等に意味や価値を見出すことは出来ないのです。

人生を思い通りに生きることが出来ず、理想を実現することも出来ず、希望するものを得られなかったとしても、生きる理由を知っているのであれば、それ等に意味や価値を見出すことが出来るのです。

大切なのは、生きる理由を知ることです。

生きる理由である人生の目的を知らなければ、あなたにとって必要で最善のものを得ていたとしても、そのことに気が付くことは出来ないのです。

自分にとっての必要と最善を得ているにもかかわらず、それに気が付くことが出来ないというのは空しいのです。

自分にとっての必要と最善を得ていることに気が付くことが出来ないのは不幸であり、空しいことなのです。

残念ながら、多くの人は、自分にとっての必要と最善を得ていることに気が付かずに、不平不満や嘆(なげ)きを吐いているのです。

不平不満や嘆きを吐いているような者が、満足や幸福や豊かに生きることなど出来るはずがありません。

人生を満足や幸福や豊かに生きる人は、現実を受け入れ、感謝して生きているのです。

残念ながら、多くの人は現実を受け入れることが出来ません。

多くの人は、現実を変えようと努めるのです。

残念ながら、どのように努めても現実を変えることは出来ません。

なぜなら、現実とは、人生における決定事項だからです。

確定している現実を変えることは出来ません。

それは、あなたにとっての必要と最善だから導かれた現実なのです。

あなたが人生を満足と幸福と豊かに生きるためには、あなたにとっての必要と最善である現実を受け入れなければならないのです。

必要と最善とは、人生の目的を果たすための必要と最善のことです。

人生は、あなたが人生の目的を果たすことが出来るように、必要と最善を導いているのです。

決して、あなたを困らせたり、苦しめるために導いている訳ではないのです。

あなたが困ったり、苦しんでいるのは、それが人生の目的を果たすための必要と最善であることを理解することが出来ないからなのです。

導かれる現実が、人生の目的を果たすための必要と最善であることに気が付くことが出来れば、困ったり苦しんだりはしないのです。

現実を受け入れて学び、成長することが出来れば、人生に困ったり苦しんだりすることなどないのです。

あなたは、現実を変えようと努めてはなりません。

残念ながら、現実を変えることは出来ません。

あなたに現実を変える力はありませんが、自分と人生は変えることが出来るのです。

自分と人生は流動的なものであり、これから変えることの出来るものです。

自分と人生は、あなた次第で変わるものなのです。

現実を変えようと努めることは、時間と労力の無駄です。

無駄なことに時間と労力を費やしてはなりません。

あなたは、現実がどのようなものであろうとも受け入れましょう。

自分や人生を変えたければ、そこから始めなければならないのです。