この世界には、因果の仕組みが存在しています。
すべての結果には、それに相応しい原因が存在しているのです。
そして、どのような原因も、それに相応しい結果を導くのです。
この世界において、因果の仕組みの届かない場所はありません。
どのような状況においても、因果の仕組みは働くのです。
すべての原因は、それに相応しい結果を導きます。
しかしながら、原因が結果として現れるタイミングを決めることは出来ません。
結果は、あなたにとって最善のタイミングによって導かれるのです。
それは、あなたの理想とは異なります。
あなたの思い通りの形でもなければ、時でもないのです。
しかしながら、それが最善であるということを理解しなければなりません。
残念ながら、すべての人は未熟に生まれます。
すべての人が無知であり、歪んでいるのです。
そのため、あなたには、最善がどのような形であるのか?分かりません。
あなたには、最善がどの時であるのか?分からないのです。
しかしながら、人生には、あなたにとっての最善が分かります。
人生は、あなたにとっての最善を実現するのです。
あなたは、人生と常に取引を行っています。
どのような選択も、それがあなたの原因となるのです。
人生は、因果の仕組みを使って、あなたにとって最善の結果を導くことになるのです。
結果を導くのは人生の仕事です。
それは、目の前の他者の仕事ではありません。
他者に結果を期待しても意味がありません。
他者には、あなたに相応しい結果を導くことは出来ないのです。
あなたが取引をしている相手が、人生であるということを覚えておきましょう。
目の前の他者と取引をしているように思うかも知れませんが、それは誤解なのです。
あなたは、誰からも受け取ることは出来ません。
あなたは、誰にも渡すことは出来ないのです。
誰にも奪われることはありません。
誰からも奪うことは出来ないのです。
すべての取引は、人生が行います。
他者に何かを期待しても意味がありません。
あなたは、他者と取引を行うことは出来ないのです。
因果の仕組みは、あなたの選択のすべてに適応されます。
すべては、取引となるのです。
大切なのは、与えれば次に受け取り、受け取れば次に与えなければならないという仕組みを理解することです。
そして、どのような状況においても、与えるよりも次に受け取るものの方に価値があり、受け取るよりも次に与えるものの方に価値があるということなのです。
自分が与える時には、次に受け取るものの方に価値があります。
そして、自分が受け取る時には、次に与えるものの方に価値があるのです。
そのため、価値を得るためには、与えなければなりません。
受け取ろうとする者は、徐々に価値を失ってしまうということを理解しなければなりません。
何かを与えたとしても、それを惜(お)しんではなりません。
あなたは、与えたものを惜しむ必要はないのです。
なぜなら、与えたものよりも、次に受け取るものの方に価値があるからです。
何かを受け取ったとしても、それに満足していてはなりません。
なぜなら、受け取ったものよりも、次に与えなければならないものの方に価値があるからです。
人生は、公正な取引をします。
そこに不正は存在しません。
あなたは、安心して与えましょう。
受け取ることを期待せずに与えるのです。
人生は、決してあなたを不正に裁(さば)きません。
あなたは、常に公正に裁かれるのです。
安心して人助けをしましょう。
決して損はしません。
損をしたと思うのは、初めの内だけです。
あなたは必ず、”あの時に与えていて良かった”と思うでしょう。
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