すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
すべての人は、人生に目的を果たすために生まれたのです。
人生の目的を無視して生きることは出来ないのです。
どのような人物にも、人生の目的が存在します。
誰一人として、目的を持たずに生まれることは出来ないのです。
目的を持たずに生まれることには意味がありません。
この世界には、無意味なことは存在しないのです。
すべてには意味が存在します。
それがどのようなものであれ、何かしらの意味があるということを覚えておきましょう。
残念ながら、多くの人は、無意味が存在すると思い込んでいます。
それは、認識が浅いからです。
あなたが経験する一切(いっさい)は、あなたにとって何かしらの意味があるのです。
意味を理解することは問題ではありません。
あなたがその意味を理解することが出来なくても、そこには意味が存在するのです。
あなたがその意味を理解することが出来ないことと、意味が無いということは異なります。
あなたは、自分が理解することが出来ないという理由によって、その存在を否定してはならないのです。
それがどのようなことであろうとも、大切な意味があるのです。
無意味に思える小さな部品も、大切な意味があって組み込まれているのです。
意味の無い部品など組み込まれはしないのです。
意味があって、その形に収まっているということを理解しましょう。
あなたの人生にも、意味があってその形なのです。
現状がどのようなものであれ、それが最善であり、それに意味があるのです。
現状の何か一つでも欠けてしまえば、必要な学びを得ることが出来なくなります。
あなたは、人生の目的を果たすために生まれたのです。
しかしながら、人生の目的を果たすことは容易(ようい)ではありません。
なぜなら、あなたは未熟であり、その認識は歪(ゆが)んでいるからです。
すべての人は、正しくものを見ることが出来ません。
すべての人は、ものを歪めて見ているのです。
そのため、すべての人は人生の目的を知りません。
多くの人は、”お花畑”を生きようとしているのです。
多くの人は、自分に都合の良いことを探し回ります。
多くの人は、自分にとって都合の悪いことを嫌うのです。
多くの人は、自分にとって都合の良い人生を最善だと考えるのです。
幸福な人生が良いと考えているのです。
残念ながら、幸福とは、偏見(へんけん)に過ぎません。
幸福とは、偏(かたよ)った見解(けんかい)のことなのです。
多くの人は、正しく認識することが出来ません。
多くの人は、最善を理解することが出来ないのです。
例えば、自分に都合の悪い状況を最善とは考えません。
自分に都合の悪いことは、人生における不幸だと考えるのです。
しかしながら、その見解は歪んでいます。
人生におけるすべての状況は、あなたにとっての最善なのです。
最善は、あなたの都合は関係ないのです。
あなたにとって都合の悪いことも、あなたにとって必要であり、最善であるから導かれるのです。
無意味なことが導かれることはありません。
なぜなら、無意味なことが導かれることは無意味だからです。
無意味は実現しないのです。
それは、無意味だからです。
あなたは、人生を自分の都合で考えてはなりません。
完全を手に入れることは出来ないのです。
人生とは、盆に乗せた水のようなものです。
一方を持ち上げると、一方が下がります。
盆の水は、低い方に流れるのです。
幸福を求めて一つの不幸を拒絶すると、別の不幸が顔を出すのです。
あなたは、盆の水を中央に保たなければなりません。
盆を傾けてはならないのです。
盆である人生を傾けないためには、自分の都合で考えないことです。
都合の悪いことを嫌わないようにしなければならないのです。
都合の悪い状況にも、大切な意味があります。
あなたが学ぶことがあるからこそ、都合の悪い状況が導かれるのです。
あなたは、自分にとって都合の悪いことも大切にしましょう。
残念ながら、都合の良い人生にはなりません。
幸福を取るために盆を傾けては、別の場所に水が動いて問題が生じるのです。
自分にとって都合の良いことを取れば、自分にとって都合の悪いことが与えられるということを覚えておかなければなりません。
自分にとって都合の悪い状況を否定するのは最善の選択ではないのです。
最善なのは、有りの侭(まま)を受け入れることです。
自分の都合で考えることをやめなければなりません。
どれだけ懸命に考えても、認識が歪んでいるのであれば、結果は悪いのです。
多くの人が幸福を求めて不幸を得るのはそのためなのです。
理想を実現することは出来ません。
完全を手に入れることは出来ないのです。
不幸を否定することでは、問題は解決しません。
問題を解決するためには、自分の都合に関係なく生きることです。
0 件のコメント:
コメントを投稿