修羅の道

すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。 

すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。 

すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。

誰一人として、無駄に生まれることは出来ません。 

誰一人として、無駄に生きることは出来ないのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生きなければなりません。

それは、人生の目的を果たすことこそが生きる理由だからです。

人生の目的を無視して、自分勝手に生きてはなりません。

目の前の快楽や欲望や責任を貪(むさぼ)り、地位や名声や財産を追い求めるような生き方に執着(しゅうちゃく)してはならないのです。

人生の目的を考え、それを果たすように生きなければなりません。

しかしながら、人生の目的を果たすことは容易(ようい)なことではありません。

人生の目的を果たすことは、人生において最も骨の折れる仕事なのです。

多くの人は、それを嫌うのです。

人生の目的を無視して生きる方が楽です。

目の前の快楽や欲望や責任を貪り、地位や名声や財産を追い求める生き方の方が簡単なのです。

既に広く舗装(ほそう)され、多くの人が歩いている道を行く方が、道の無い荒地に道を作るより楽なのです。

人生の目的を果たすというのは、荒地に道を作るような大仕事なのです。

多くの人は、既に広く舗装されていて、多くの人が歩いている道を行きたがるのです。

多くの人は、自分勝手な理想を追い求め、目の前の快楽や欲望や責任を貪り、地位や名声や財産を手に入れるために広く舗装された道を行くのです。

その先で、多くの人と同じように、地位や名声や財産を手に入れます。

しかしながら、それ等によって満たされることはありません。

なぜなら、そこには大勢の競争相手がいるからです。

多くの人は、競争心に煽(あお)られて、前の人を追い越したくなります。

競争に疲れたり、敗れたりして立ち止まりたくても後ろから押されます。

残念ながら、それは修羅(しゅら)の道なのです。

競争が絶えることはありません。

広く舗装された道を歩いている内は競争するしかなく、競争している内は満たされることもないのです。

理想を追い求め、目の前の快楽や欲望や責任を貪り、地位や名声や財産を手に入れようと生きている内は、人生は空しいのです。

あなたが満たされるためには、人生の目的を果たすために生きなければなりません。

広く舗装された道を避け、荒地に道を作らなければならないのです。

人生の目的を果たすために生きるのであれば、独自の考え方や生き方が芽生えます。

独自の考え方や生き方を続ければ、道は開けるのです。

道を作る人は、大きな器を手に入れ、誰かや何かに貢献(こうけん)する強さを身に付けるのです。

その先には、満足と人生の豊かさが存在するのです。

あなたは、人生の目的を果たすために生きなければなりません。

人生の目的を果たすために試行錯誤(しこうさくご)しなければなりません。

何度も同じことを繰り返してはなりません。

何もせずに人生を傍観(ぼうかん)してはならないのです。

空しく生きることを続けてはなりません。

何のために生きるのか？ということを考えなければなりません。

どのように生きるべきか？ということを考えなければなりません。

当たり前を当たり前としてはなりません。

多くの人が信じることを、疑(うたが)いもなく信じてはなりません。