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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2012年9月2日日曜日

本当に大切なもの

あなたにとって本当に大切なものは、あなたの目の前にこそ存在しています。
あなたが大切にしなければならないものは、あなたの手の届く場所にこそ存在しているのです。
あなたの手の届かない場所に存在しているものがあなたにとって本当に大切なものなのでしょうか?
夢や理想や目標は、そこへ向かうための指針としては役に立ちますが、それ自体が本当に大切であるとは言い切れません。
なぜなら、夢や理想や目標というものは単なる目的地であり、目的地が遠くに存在していてもあなたにとっては有益ではないからです。
あなたにとって目的地が有益なものとなるためには、あなた自身が目的地に辿り着く必要があるのです。
目的地に辿り着くことがなければ、何も得ることはできないでしょう。
あなたに対して、目的地が目の前に存在している状況こそが、目的地があなたにとって有益であると言うことができるのです。
目的地へと辿り着くためには、目の前の地面を踏み締めて確実に歩みを進めなければなりません。
地面を踏み締めて確実に歩みを進めることができなければ、あなたは目指す目的地へと辿り着くことはできないでしょう。
道を踏み外すのであれば、目的地へと辿り着くことはできないのです。
あなたが確実に歩みを進めるためには、目の前の地面を確実に捉える必要があります。
次に出す足が地面を確実に捉えることができなければ、奈落の底へと転落してしまうということもあるからです。
目的地は遠くに存在しています。
遠くに存在しているものはとても美しく見えます。
夢や理想や目標は、あなたにとってはとても美しく映っていることでしょう。
しかしながら、現実と理想とは必ずしも同じものではありません。
遠くに見ると美しい場所も、実際に辿り着くと違う印象を受けます。
そのため、人は遠くにあるものに魅力を感じ、それを求めようとするのです。
目の前の現実を受け入れた状態で新たな目的地へと進むのならば良いですが、目の前の現実(苦しみ)から逃れるためだけに遠くを見るのであれば、それは問題です。
なぜなら、あなたにとって本当に大切なものはあなたの目の前の現実にこそ存在しているからです。
苦しい現実から逃れるために遠くの理想を追い求めるなら、次に出す足が地面を踏み締める保証はありません。
目の前の現実から逃れようとする者が辿り着くことのできる理想は無いということです。
目的地に辿り着くことのできる者は、目の前の現実をしっかりと受け止め、目の前のことを大切にすることができる人物だけなのです。
目の前のことを大切にすることができなければ、目的地へと辿り着くことなどできないのです。
あなたがどのような状況にいようとも、大切にしなければならないのは目の前の現実です。
今のあなたができることが大切なのです。
できないことを追い求めるよりも、確実にできることを精一杯にこなしましょう。
飛び越えられもしない崖を飛び越えようと努力をするよりも、回り道だと感じても今あなたが確実に踏み出せる一歩を積み重ね、遠回りをしてでも前に進むことが重要なのです。
多くの人は目の前に存在している現実の大切さに気が付いてはいません。
大切な学びは目の前にこそ存在しているというのに、それを知らずにいるのです。
遠くに存在しているものなどあなたに対して何の利益ももたらしません。
目の前の確実な一歩の方がよっぽど価値のあることなのです。
あなたにとって本当に価値のあるものは、目の前にこそ存在しています。
その現実があなたにとって苦しいものだからといって蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
あなたが踏み出さなければならない場所に苦しみが存在していたとしても、他に踏み出せる場所がなければ踏み出さなければならないのです。
人生には避けて通ることができない状況が存在しています。
しかしながら、その苦しみもあなたのために存在しています。
苦しみを踏まなければ進めないということもあるのです。
見極めなければならないでしょう。
現実から逃避して辿り着くことのできる理想など存在しません。
大切なのは目の前の確実な一歩であることを理解しなければなりません。
目の前の現実から逃げてはならないのです。


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