あなたは自らの欲求に対して素直にならなければなりません。
自らの欲求に対して素直になることができないのは、自らのその欲求に対して臆病であるからです。
心の中では、自らの欲求に対して不安と恐怖を持っているのです。
その欲求を達することができないと思い込んでしまっているのです。
それに、その欲求を追求することで得られる状況の変化というものを恐れているのです。
多くの人は欲求を抱きながら、それに伴う変化を恐れています。
これは矛盾した話です。
欲求を実現させるためには状況の変化というものが不可欠です。
状況が変化することなく、欲求が達することはありません。
しかしながら、多くの人は欲求を抱きながらも、無難に生きていきたいと願っているのです。
欲求の実現と状況の変化は付属しています。
欲求の実現と無難は相反する立場にあるのです。
欲求の実現と無難は共存しません。
そのため、多くの人は欲求を抱きながら無難な生活を求めるために、理想と現実が矛盾し、そこに距離と隔たりが生じてしまうのです。
理想は持っているけれど、実際にはそれを実現させるための活動はしていないという状態に陥ってしまうのです。
その結果、理想と現実が全く以て合致しなくなります。
そして人は、そこに不満や文句を持ち込むのです。
人生(状況)に対して不満や文句を持ち込むのは、理想と現実の間に計り知れない距離と隔たりを感じている人です。
人生が少しずつでも理想へと近付いている実感を得ているのであれば、不満や文句を持ち込む必要などないのです。
現実が理想へと近付く気配がないから、そこにいたたまれない気持ちが生じてしまうのです。
あなたが豊かに生きるためには、理想を実現させる必要があります。
理想を実現させることができなければ、豊かに生きることはできないでしょう。
残念ながら、不満や文句を持ち込む人生が豊かであるとは言えません。
あなたが豊かに生きるためには、不満や文句の無い生き方をしなければならないのです。
現実を少しでも理想へと近付けていかなければならないのです。
そのためには自らの欲求に対して素直にならなければなりません。
欲求とは、理想を追い求める気持ちなのです。
その欲求に対して素直に従うことができなければ、理想を実現させることなどできる訳がないのです。
あなたは自らの欲求に対して素直にならなければなりません。
臆病風に吹かれて、へそを曲げていてはなりません。
欲求に従えば、そこには何かしらの行動が生まれます。
行動が生まれたのであれば、そこには何かしらの変化が生まれます。
変化とは総じて可能性です。
欲求に従うことで導き出された可能性とは、理想を実現させるための可能性であるのです。
大切なことは、欲求に従って変化という可能性を手に入れることです。
その動機が「悪」であっても、変化を起こさない「善」よりは遥かに役に立つのです。
消極的で変化を起こさない善人よりも、積極的で変化を起こす悪人の方が経済に対して貢献するのです。
これではどちらが良いか分かりません。
あなたが信じている「善」は本当に「善」なのでしょうか?
あなたの選択や行動は正しいのでしょうか?
残念ながら、変化を所有しない者が貢献する場所はありません。
あなたが信じている「善」と「悪」よりも、変化を所有しているかどうか?というものさしで判断するべきでしょう。
あなたは自らの理想を実現させるために行動していますか?
何の行動もせずに、人生に対して不満や文句を持ち込むべきではありません。
そのような生き方はおもしろくありません。
不満や文句など微塵も浮かばない生き方を目指し、理想に対して歩みを進めましょう。
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