孤独に生きることは素晴らしい恩恵をもたらすということを知っておかなければなりません。
人は独りです。
どのような人間も孤独の中に存在しているということを理解しなければならないでしょう。
人は独りで生まれ、独りで去ります。
独りで選択し、独りで行うのです。
人間という存在は、本来孤独であるということを理解していなければ、あなたは人間の持つ本来の力をその状況に引き出すことはできないでしょう。
孤独に生きるということは何も、誰にも頼らず、誰とも触れ合わずに生きるということではありません。
ここで言う孤独とは、精神的な独立を指しています。
大切なのは、自己というものを孤独の観点から見詰め、それを理解するということなのです。
あなたが自らの人生を決断する時、それを決めなければならないのは自分自身であるのです。
どのような決断も、最終的には自分自身が決めなければならないのです。
あなたの人生を誰かに任せることはできません。
どのような人物も、最終的には自分自身で決めるのです。
人が孤独な存在であるということを理解することがなければ、その決断を誰かや何かに委(ゆだ)ねてしまいます。
自分自身が決断するべきものを誰かや何かに委ねているのであるなら、自力が育まれることはないのです。
使わないのであるから、錆び付くのは当たり前のことなのです。
大切なのは、自己がどのような力をどれほど持っているのか?ということです。
最終的には、人は自力なのです。
自力が備わっていないのであれば、人生が豊かさを得ることはないのです。
豊かさとは、豊かさを感じるということです。
どのようなものに囲まれていたとしても、そこで豊かさを感じることがなければ豊かではないのです。
あなたは必ず状況や環境、そして、所有物を失います。
あなたは自己以外のすべてのものを失うのです。
あなたが自らの所有物が永遠に自分のものであると考えるのであれば、それは大きな間違いであるということを覚えておかなければならないでしょう。
あなたが本来所有しているものは、自己だけであるということを覚えておかなければならないのです。
状況や環境、所有物に執着し、それらに頼ることによって豊かさを保っているのであれば、それらを失った時にあなたは豊かさを感じることはできないでしょう。
人が孤独であるということを理解し、自己に頼るようになると、それ以外のすべてを失ったとしても、豊かさを得ることができるのです。
状況や環境、そして、所有物というものは、豊かな自己によって形成されます。
豊かな自己が損なわれるのであれば、それらを失い、再建することはできないのです。
あなたは人が孤独であるということを理解しなければなりません。
孤独であるということを理解し、自分自身である自己を頼りにしなければならないのです。
自己を頼りにする人は、自力を育むことができます。
それは、自己が学ぶからです。
誰かや何かに頼り、依存している人の自力が育まれることはありません。
自分自身が経験するということが重要なのです。
人が孤独の中に生きているということを理解するなら、頼ることができるのは自分自身ということになります。
自分自身に頼る人は、経験を積み重ねる過程において自力を育むのです。
自力が育まれるなら、人は自分で決断することができるのです。
あなたは自力を育み、自己を高めなければなりません。
自力によって人生を築きましょう。
自力を以て他人と協力しましょう。
他人と協力する時に、できる限り対等な立場を築きましょう。
ただ任せるだけでは協力ではないのです。
互いに助け合い、支え合う関係を協力というのです。
人が孤独に生きる時、自力によって目の前の問題を解決せざるを得ません。
自力によって問題に向き合う時、人はより勤勉になります。
誰かや何かに頼らないのであれば、人は努めざるを得ないのです。
それは、簡単な道ではありませんが、それが大切なのです。
誰かや何かに頼ることによって問題を解決することは簡単ではありますが、人が本来持っている自己の力を育てるという面においては難しいのです。
自己に力がなければなりません。
それは、大切な決断はいつも、自分独りで決めなければならないからです。
それが重要であるほど、自分自身の力が求められるのです。
人生は自己責任です。
すべてはあなたが選択しています。
どのような状況を引き込んだとしても、決して文句を言ってはなりません。
それが不満を感じる状況であるのならば、それはあなたに実力が足りなかったのです。
ただそれだけです。
誰かや何かのせいではないのです。
自力が非力であるからこそ、問題が解決しないのです。
あなたは孤独に生きることによって自力を育みましょう。
多くの人と協力する中でも、孤独を忘れてはなりません。
精神を自己以外のものから独立させ、自力によって生きましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿