物事に対して真面目に取り組むことは良いことです。
物事に対しての真剣さが増す程、あなたは核心に近付くことができるでしょう。
物事の本質を理解したければ、それに対して真面目に取り組まなければなりません。
不真面目に、怠慢に向き合うことによって得られる結果というものは核心を得ません。
物事に対して真剣に向き合っていなければ、それを深く掘り下げることはできないのです。
大地を深く掘るなら、それに応じた道具が必要となります。
スコップで掘り進めるのは可能ですが、それは困難を極めます。
地中深く掘り進めるためには、ドリルを有する大型の機械でなければならないのです。
人の道具とは、物のことだけを言うのではありません。
その考え方や心持ちであっても、道具であると言えるのです。
人は有形無形に関わらず、多くの道具を使って事を成さなければなりません。
目的の達成のためには、使うことのできる道具は何でも利用する必要があるのです。
あなたが物事の核心をつき、それを上手く進めたいと考えているのであれば、知恵という名の道具を使う必要があります。
あなたが所有する知恵という道具の善し悪しが、あなたがその事柄をどの程度掘り進めることができるのかを決めます。
豊かな知恵があれば物事の深くに赴(おもむ)き、その本質に触れることができるでしょう。
それは、あなたに物事の成立ちと行く末を教えます。
その理(ことわり)に従って選択するのであれば、あなたは幸福を得ることができるでしょう。
乏しい知恵によって物事に対峙しても、核心へは届きません。
乏しい知恵によっては、物事の本質を得ることはできないのです。
物事の本質を見ないのであれば、物事の成り立ちと行く末を理解することはできず、そこに幸福を導くこともできないでしょう。
物事に対して真剣に向き合うことによって、人は多くの情報、知識、経験を得ようと心掛けます。
真剣に向き合う程に、人はそれらを集めるように努め、やがて知恵を増すのです。
あなたは豊かな知恵を以て生きましょう。
豊かな知恵があれば、あなたが憂(うれ)えることはないでしょう。
苦しみは知恵の消失によってもたらされるということを理解しましょう。
良い道具がなければ、地中深く掘り進むことはできません。
地中深く掘り進むことができなければ、黄金(豊かさ、幸福)を得ることはできないのです。
知恵があれば豊かさや幸福があります。
あなたは知恵を身に付けなければならないのです。
知恵を身に付けるためには真剣さが必要です。
あなたは怠けることのないように努めましょう。
しかしながら、真剣さと無理を混同して考える人もいます。
無理をすることが真剣さだと考えてはなりません。
真剣に向き合うということは、その道から逸(そ)れることなく、その道を追求するということです。
要は、その道から逸れなければ良いのです。
一休みすることでも、ペースを落とすことでも、それを真剣に行うことはできるのです。
真剣に向き合うということは、その道に集中するということです。
そこには、笑顔があり、喜びがあり、楽しみがあるのです。
真剣さということを履き違えてはなりません。
一生懸命に取り組まなければなりませんが、それは苦行ではないのです。
リラックスして楽しみながら知恵を養い、使えば良いのです。
道を進んでいれば、何等かの問題や壁に出会い、簡単ではない状況もあるでしょう。
それは苦しく、辛抱が必要な状況ではありますが、それを楽しく乗り越えようとしても知恵は生じます。
どのような方法によって問題や壁を乗り越えようとも、その結果として豊かな知恵は生じるのです。
そのため、あなたは無理をする必要はないのです。
思い詰めて、行き場のない感情によって縛られる必要などないのです。
結果が良いものであるのならば、その手順などどうでも良いのです。
大切なのは結果なのです。
あなたは物事に対して真剣に向き合わなければなりません。
それが楽しいものであるのならば尚の事素晴らしいということを覚えておきましょう。
無理をすることや、顔に苦しみを浮かべることが真剣さなのではありません。
それをどのように感じていても、より深くに掘り下げ、豊かな知恵を得ることが重要なのです。
あなたは物事を楽しみましょう。
楽しみはあなたに好奇心を導きます。
それは多くの情報、知識、経験をもたらします。
豊かな知恵によって、豊かな人生を生きましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿