人の心の中には、光と闇が共存しています。
人はこの共存を否定することはできません。
どのような人物も光と闇、どちらの感情も持ち合わせているのです。
人は光と闇を持って生きなければなりません。
片方に限定することはできないのです。
どのような人も光によって照らされ、闇によって覆い隠されます。
あなたがどのような人であっても、それは逃れようの無い事実であるのです。
あなたは自らの心の中に、光と闇が共存しているということを覚えておきましょう。
そして、他人もそれと同じ状態にあるということを知りましょう。
人は誰であっても、光と闇を持ち合わせるのです。
光とは、建設的な感情です。
それは、思いやりや愛情の心なのです。
人は思いやりや愛情などの建設的な感情によってすべてを照らすのです。
照らされたものは浮き彫りとなり、あなたはその本質に気が付くことができるでしょう。
闇とは、破滅的な感情です。
それは、怒りや苦しみの心なのです。
人は怒りや苦しみなどの破滅的な感情によってすべてを覆い隠します。
覆い隠されたものは見えなくなり、あなたはそこに恐怖を覚えるのです。
あなたにはどちらの感情も必要です。
人は光と闇の感情を使い分けて、必要な学びに至るのです。
人生は成長の場所です。
人は成長することを目的として生きているのです。
あなたは成長しなければなりません。
成長するためには様々な経験をして、反省し、改良し、向上させなければならないのです。
この世の対象が認識できるのは、それが光と闇によって浮き彫りにされるためです。
光によって浮き彫りになる部分と、闇によって覆い隠される部分が相俟(あいま)って、一つの対象を認識させるのです。
明暗という色の度合(どあい)がなければ、あなたはそれを認識することができないのです。
光が当たり、そこに陰(闇)が生まれるために、それが何であるのかを知るのです。
あなたはものを見るために光と闇を持っているということを知りましょう。
バランスが大切なのです。
明る過ぎてもいけませんし、暗過ぎてもいけないのです。
明るさと暗さの対比を学び、最も適した状態を知らなければならないのです。
最も適した状態とは、あなたが心地好いと感じるところです。
あなたがその対象を最も見やすい状態で見れば良いのです。
そして、他人も自らの最も心地好い状態で見れば良いのです。
あなたは、ものの見方には個人差があるということを理解しましょう。
誰もが自らの心地好い見方を身に付けなければなりません。
光と闇のどちらの性質の感情も持ち合わせるのが人間なのです。
どちらかだけになることはありません。
どのように気を付けている人であっても、それはできないものなのです。
人は未熟です。
人は人である時点で学ばなければならないのです。
人は人である時点で光と闇を抱えるのです。
あなたは自らにとっての心地好い心の状態を探しましょう。
他人の尺度は他人の心地好さを現しているだけです。
そのことを覚えておきましょう。
大抵の人は闇の部分が大きく存在しています。
そのため、物事が暗くて見づらくなっているのです。
その結果として、悩み、苦しみ、不満を覚えるのです。
人の心の中には悪意が存在しています。
あなたは生きている時に、できる限りそれを取り除かなければなりません。
あなたの心の光が自らの内に存在している悪意を浮き彫りにします。
あなたは光に従って自らの悪意を反省し、改良し、向上しましょう。
そうでなければ、悪意によって光が覆い隠されてしまうからです。
他人の心の中にも悪意が存在しています。
あなたは自らの光によってそれを浮き彫りにし、相手に気が付いてもらうように努めましょう。
悪意とは強力な闇です。
それによって光は打ち消されます。
悪意には気を付けておきましょう。
光によって悪意を打ち消し、光と闇の心地好いバランスを実現しましょう。