人は相まみえます。
人は人と向き合わなければなりません。
人は人と寄り添い、協力してこの世を生きていくのです。
人は、人と共にあるということを覚えておきましょう。
人は人と共に歩まなければなりません。
そこには必ず人間関係が存在するのです。
それは、人が人を学ばなければならないからです。
他人は自己の客観です。
自己が自我ならば、他人は非我(ひが)です。
他人を見て自己を学ぶということを覚えておかなければなりません。
自己を見つめるだけでは自己を理解することはできないのです。
そのため、人は人と向き合わなければならないのです。
人が生きていくため、学んで成長するためには、人間関係を得なければなりません。
人間関係を築くことなく、人を学ぶことはできないのです。
人を学ぶことができなければ、人である自己を学ぶこともできないということを覚えておかなければなりません。
あなたは人間関係によって他人を知り、他人を知ることによって自己を知りましょう。
しかし、相まみえた人たちは衝突します。
人が近付き過ぎれば、そこには軋轢(あつれき)が生じるのです。
どのような相手とも、衝突して軋轢が生まれます。
近くにいる人間は分裂の影響を受けるのです。
近付くほどに衝突の可能性は高まるということを覚えておきましょう。
人間関係は近付くほどに難しいものになるのです。
他人よりも友人、友人よりも恋人、恋人よりも家族。
このように難しくなるのです。
しかし、人は人間関係を築かなければなりません。
互いに協力することがなければ、問題を解決することができないからです。
どのような問題も独りの力では解決することはできないのです。
あなたが独りで乗り越えたと思っている問題も、あなたが気が付いていないだけであって、多くの人の協力がそこにあったのです。
あなたは勘違いしてはなりません。
人は、人に助けられているのです。
あなたにより近い人が、あなたを助けます。
しかし、近い人とは上手くいかないのです。
あなたはそのことを覚えておきましょう。
どのような相手も他人です。
親兄弟であろうとも、他人格である他人であるのです。
他人が近付くのであるから、そこには分裂の影響が生じるのです。
血の繋がりは軋轢を超えません。
血の繋がりに幻想を抱いて、過度な期待をしてはなりません。
血縁であれ他人であるということを忘れてはなりません。
大切なのは衝突によって消耗しないということです。
どのような相手とも必ず衝突します。
人は人との衝突を避けられないのです。
あなたは必ず他人と衝突し、分裂の影響を受けます。
その時に消耗してはなりません。
なぜなら、その人はあなたの大切な協力者であるからです。
衝突するほど近付いたその人の他に、あなたに対して本当の協力をしてくれる人はいないでしょう。
見ず知らずの人が無償であなたを助けることはありません。
手伝うことくらいはするでしょうが、助けてはくれないのです。
近くの人ほど力を貸してくれます。
あなたは近くの人を大切にしなければなりません。
人は近付くほどに衝突し、軋轢を生みます。
それが自然です。
そのことを念頭に置いておきましょう。
そうすれば、あなたは程良い距離を保ち、良好な関係を築くことができるでしょう。
近付き過ぎず、離れ過ぎず、そのような距離を知り、互いに協力しましょう。
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