人が幸福を得るためには、人生に喜ばなければなりません。
人生に喜ぶことができなければ、人が幸福を得ることなどできないのです。
幸福とは喜びであるのです。
喜びこそが幸福であるということを理解しましょう。
しかしながら、表があれば裏があるように、すべてのものには対極となる性質があります。
本当の喜びとは、ある一方の建設的な性質であり、もう一方は喜びに似た破滅です。
あなたは偽物に気を付ければなりません。
この世界には似て非なるものが存在しているのです。
あなたは騙されてはなりません。
良く似た偽物に注意しなければならないのです。
それが腹を満たすものであるのか、毒となるものであるのかを見極めなければ命を保つことはできません。
毒に当たらないためには、毒と毒でないものを知っておかなければならないのです。
知ることがなければ避けようがありません。
しかしながら、それらは良く似ているのです。
喜びは光と共に存在します。
苦しみは闇と共にあるのです。
光とは、建設的な心です。
思いやりや愛情こそが人を照らす光であるのです。
その喜びが何によってもたらされるのかを確認しましょう。
その喜びが思いやりや愛情から生じたものであるのならば、それは本当の喜びであり、それによってあなたは幸福を得るでしょう。
その喜びが恨(うら)みや妬(ねた)みから生じたものであるのならば、それは偽りの喜びであり、それによってあなたは一瞬の幸福を得た後に、非常に深い苦しみを得るでしょう。
どのような理由があろうとも、それはあなたの個人的なものです。
この世界にあなたの個人的な理由は関係ないのです。
この世界はあなたの個人的な理由よりも大きく動いているのです。
あなたにどのような理由があろうとも、思いやりや愛情に欠ける行為によって一瞬の喜びを得たとしても、それによって幸福になることは有り得ないということを理解しましょう。
どのような理由があろうとも、あなたは思いやりや愛情といった、人を照らす光から遠ざかってはならないのです。
光に向かわなければ闇に向かうのです。
闇に属するのであれば、どのような方法を用いようとも幸福はないのです。
あなたは自分自身が「光の子」であるということを理解しましょう。
人の心は光によって満たされるのです。
建設的な思考や感情によってのみ、心が満たされるということを知りましょう。
恨みや妬みによって心が満たされることは決してありません。
どのような理由があろうとも、それは決して覆(くつがえ)りません。
人の心は光り輝いているということを知らなければならないのです。
不満や不安を以て幸福を得る人はいません。
あなたは間違ってはなりません。
あなたは光によってのみ喜びを得るのです。
それ以外はありません。
しかし、あなたは様々な誘惑によって惑(まど)います。
建設するよりも破滅させる方が簡単であるために、意思の弱い者は破滅を選んでしまうのです。
簡単な破滅を選べば苦しみを得ることになります。
あなたは良いものを残すことは簡単ではないということを覚えておきましょう。
誰かを非難するのは簡単です。
しかしながら、誰かを非難して幸福になるのは難しいのです。
誰かを褒めるのは簡単なことではありません。
しかしながら、誰かを褒めて幸福になるのは簡単なのです。
あなたは騙されてはなりません。
行いは難しく、幸福になるには簡単な道を選びましょう。
行いは簡単で、幸福になるには難しい道を選んではならないのです。
あなたは強くありましょう。
誰かを許すには強さが必要です。
自分を許し、相手を認める強さを育てるのです。
光から離れてはなりません。
思いやりや愛情から離れて幸福を得る人はいないということを覚えておきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿