人生とは勝負の世界です。
すべては勝敗によって分けられます。
すべての存在に優劣が付けられ、勝者と敗者が生まれるのです。
あなたは勝負の世界に生きているということを知らなければなりません。
自然界の生き物は、絶えず生存競争をおこなっています。
力の差によって、食う者と食われる者に分けられるのです。
経済も人生も、そこには競争があり、人は常に勝負をし続けているのです。
あなたが競争するのを拒んでも、他人はあなたに競争を持ちかけます。
あなたが闘いたくないと主張しても、闘わなければ守れないこともあるのです。
敗者が大切なものを守ることなどできません。
敗者は勝者の行う様を眺めている他ないのです。
それが現実です。
敗者が自由にできることなど何一つとしてないのです。
あなたが大切なものを守り、自由を得たいと考えているのであれば、勝者とならなければならないのです。
あなたがどれだけ拒んでも、ルールには従わなければなりません。
あなたが生物を殺すのが嫌だからと言って、何も殺さず、何も食さないのであれば、あなたはすぐに死んでしまうのです。
あなたが生きているのは、他の生物の命を奪っているからに他なりません。
敗者から受け取ったものによって、あなたという存在が支えられているのです。
あなたがこの世に存在しているということは、少なからず競争に勝っているということが言えるのです。
あなたは既に生命を殺し、その体を食しているのです。
これが生存競争でなく、何と言えるのでしょう?
あなたは競争から逃れることはできません。
常に競争が寄り添い、あなたはそれに参加しているのです。
あなたは生きなければなりません。
あなたは競争に勝たなければならないのです。
それは、あなたがこの人生に自らを成長させるという目的を持っているからです。
生きていなければ経験することができないことがたくさんあります。
死んだ者よりも、生きている者の方が経験することは多いのです。
だから、人は生まれるのです。
あなたは競争に勝たなければなりません。
しかし、必ず勝たなければならないということはありません。
負けることもあるのです。
それは決して悪いことではありません。
負けることで学ぶこともあるのです。
ただし、勝つことを目的として挑まなければならないということです。
始めから負けるつもりで挑んではなりません。
負けるというのは、勝とうとしたがそれが叶わなかった結果です。
一生懸命に闘って負けたのであれば、それは必ず良い結果に繋がります。
勝つ気もなく負けるのであれば、競争を放棄したということであり、良い結果に繋がるはずもないのです。
あなたは何とかして勝たなければなりません。
動物が勝つためには、相手を痛め付ければ良いのですが、人が勝つためにはそういう訳にはいきません。
相手を痛め付ければ、法律によって罰せられます。
相手は敵ではなりません。
競争相手であるのです。
相手に勝つということは、相手が納得する勝ち方でなければならないのです。
敗者が負けを認めなければ勝ちではありません。
敗者が勝者を称えるように勝つのです。
人の世では、勝者が輝きます。
最も輝いている人が勝ちます。
あなたは相手よりも輝いていなければなりません。
輝くというのは、楽しむということです。
何をするにしても、楽しんでいる人には勝りません。
楽しんでいる人は、嫌々やっている人の努力を軽々と超える努力をすることができるのです。
それは、楽しいからです。
人の力は光です。
楽しいことには、何倍もの力を出すことができるのです。
あなたがそれを楽しんでいるのであれば、決して負けることはありません。
そして、あなたが楽しんで相手に勝利した時には、相手は負けを認めるでしょう。
あなたは今やっていることを楽しんでいるか?を考えてみましょう。
それがどのようなことであっても、やっていることは楽しい方が良いのです。
覚えておきましょう。
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