自分を体験する

この世界には、因果の仕組みが存在しています。

因果の仕組みは、すべてに反映されます。

この世界に存在する一切は、因果の仕組みによって実現するのです。

因果の仕組みが働いていない場所は存在しないのです。

すべてに、因果の仕組みが働いているということを理解しなければなりません。

すべての人は、因果の仕組みの中に生きています。

誰一人として、因果の仕組みを無視することは出来ません。

どのような人物も、因果の仕組みに従わなければならないのです。

人にとって、因果の仕組みは絶対です。

それを無視する方法は存在しないということを理解しなければなりません。

因果の仕組みとは、すべての結果には、それに相応しい原因が存在するということです。

そして、すべての原因は、それに相応しい結果を導くということです。

原因と結果は、繋がっているのです。

原因に相応しくない結果も、結果に相応しくない原因も存在しないのです。

あなたにどのように映るか？ということは問題ではありません。

なぜなら、あなたは未熟に生まれ、何も知らないからです。

あなたは、人生が何であるか？答えることが出来ますか？

自分が何であるか？知っているというのでしょうか？

残念ながら、あなたには、人生が何であるか？自分が何であるか？答えることが出来ません。

答えられるはずがないのです。

それは、あなたが未熟であるからです。

未熟者には、因果の流れが分かりません。

すべての人には、原因と結果を正しく結び付けることが出来ないのです。

人は、因果の仕組みを理解することが出来ません。

それは、人には理解することが出来ないようになっているのです。

人には、因果の仕組みを理解する能力が与えられてはいないのです。

それは、鳥のように翼で空を飛ぶことが出来ないようにです。

魚のように、鰓（えら）を使って水に潜ることが出来ず、象のように大木を持ち上げることが出来ないようにです。

人には、人の能力が与えられています。

すべての存在は、”形”によって制限されているのです。

人には、因果の仕組みを理解することが出来ません。

そして、因果の仕組みを操作することは出来ないのです。

そのため、人生が自分に都合の良いように展開することはありません。

どのように努めても、人生を思い通りにすることは出来ないのです。

人生は、あなたの都合を考えません。

人生は、因果の仕組みによって、あなたに必要を導くのです。

あなたの都合と必要は異なります。

あなたに導かれるのは、必要です。

それは、それが最善だからです。

人生は、無駄を働きません。

人生は、あなたにとっての必要を知っているのです。

しかしながら、あなたには、それが分かりません。

そのため、多くの人は、自分にとって都合の良い展開を望むのです。

因果の仕組みは、原因と結果を結び付ける働きです。

原因とは、あなた自身のことです。

人生においては、自分の行いが返ると理解すれば良いでしょう。

しかしながら、それがいつ、どのような形で返るか、誰にも分かりません。

目の前に状況が導かれた後で、それが自分の行いが原因であったことに気が付けるだけなのです。

自分の行い以外には、導かれません。

なぜなら、これは、自分の人生だからです。

これは、あなたが自分を理解するための人生なのです。

あなたが体験しているのは、自分自身であるということなのです。

人生の目的は成長を実現することです。

あなたが成長するためには、自分自身を知らなければなりません。

そして、それを改善する必要があるのです。

あなたは、自分自身を体験します。

人生は、それ以上でも、それ以下でもありません。

これは、あなたの人生なのです。

人生とは、自分なのです。

自分の行い以外を誰かや何かに求めることは無駄です。

人は、相手の行い以外を返すようには出来ていないのです。

そのことを理解して行いましょう。

自分が困った時だけ救いを求めても無駄なのです。

救いが必要であれば、救うのです。

助けが必要であれば、助けましょう。