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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2020年11月25日水曜日

所有

すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
それは、人生の目的を果たすことが、人生に生まれた理由だからです。
すべての人が、人生の目的を果たすために生きているのです。
人生の目的を無視して生きることの出来る人はいません。
どのような理由があろうとも、人生の目的は果たさなければならないのです。
しかしながら、人生の目的を果たすことは容易(ようい)ではありません。
なぜなら、あなたには、自らの果たすべき人生の目的が分からないからです。
残念ながら、すべての人は、未熟に生まれます。
どのような人物も、自分が何か?ということすら知らないのです。
最も近くに存在する自分というものが何かも知らない者には、人生の目的など分かるはずがないのです。
あなたは、自分が何か?分かりますか?
あなたには分からないでしょう。
もしも答えたとしても、その答えは未熟であり、簡単に覆(くつがえ)ってしまうのです。
簡単に覆るような答えが正解であるはずがありません。
残念ながら、すべての人は、自分を知らないのです。
自分を知らなければ、この世のことも知りません。
あなたには、この世の理(ことわり)が分からないのです。
理とは、この世の動きです。
この世は、理に従(したが)って動くのです。
この世が、理を無視して動くことはありません。
それがどのような変化であろうとも、理に従って動いているということを知らなければなりません。
理が、無駄や無価値なことを実現することはありません。
理は、意味があり、価値のあることだけを実現するのです。
この世に実現するものは、それがどのようなものであれ、意味があり価値があるということを理解しなければなりません。
すべてが必要であり、最善なのです。
あなたは、未熟ながらも、そのことを覚えておかなければなりません。
現実に意味や価値を見出すことが出来なければ、あなたは人生を空しく生きてしまうでしょう。
目の前の最善に対して、不平不満を吐き、不安や心配によって苦しんでしまうのです。
あなたは、無理に苦しむ必要はありません。
未熟であるが故(ゆえ)に誤解を抱え、それを解消するために苦しむ必要はありますが、目の前の状況が最善であると知っているのに苦しむ必要はないのです。
人生を空しく生きる必要もありません。
あなたは、感謝の気持ちを以て、豊かに生きれば良いのです。
あなたは、豊かに生きましょう。
気持ちに余裕を以て穏やかに生きるのです。
どのようなことが起ころうとも、それが必要であり最善です。
あなたは、理を信じなければなりません。
理を信じることをせずに、自分勝手に生きてはならないのです。
残念ながら、多くの人は自分勝手に生きています。
多くの人は傲慢(ごうまん)に生きているのです。
自らの理想を掲げ、それを実現するために奔走(ほんそう)するのです。
多くの人は、理想が実現することが最善で、思い通りにいかないことを最悪だと考えています。
理想が実現することは、良いことのように思えます。
しかしながら、あなたは自分が未熟であるということを忘れてはならないのです。
あなたには、必要と最善が分からないのです。
必要を不要とし、最善を最悪としているのです。
それでは、人生の目的を果たすことは出来ないのです。
あなたは、謙虚(けんきょ)に生きなければなりません。
謙虚に生きなければ、理を理解することは出来ないのです。
この世には、あなたの所有物は何一つ存在しません。
多くの人は、何かを所有していると思い込み、物に翻弄(ほんろう)されるように生きています。
多くの人は、所有物に人生を決められているのです。
残念ながら、この世にあなたの所有物は何一つ存在しません。
すべてはこの世の所有物なのです。
誤解してはなりません。
何を手に入れ、何を手放すかを決めるのはあなたではないのです。
何を手に入れ、何を手放すかは、理が決めるのです。
あなたが自らの力で手に入れたものはありません。
あなたが自らの力で手放せたものもないのです。
すべてが、必要によって決められているのです。
あなたは、そのことを理解しなければなりません。
何一つとして自分で決められないことを理解すれば、何を手に入れて、何を手放すにしても、そこに不平不満や不安や心配、歓喜(かんき)などの誤解を抱えることもないのです。
すべてが必要によって決められていると理解すれば、何を手に入れ、何を手放すにしても、感謝の気持ちでその状況を受け入れることが出来るはずなのです。
自分の所有物だと考えている愚(おろ)かな者には、その愚かさに相応(ふさわ) しい苦しみが導かれるでしょう。
欲深く生きてはなりません。
必要を妨げてはならないのです。
何を手に入れ、何を手放したとしても、感謝の気持ちを以て、その状況を受け入れなければなりません。
なぜなら、それがあなたにとっての必要であり最善であるからです。
それ以外の必要と最善は存在しないのです。
あなたは、何も所有してはいません。
執着(しゅうちゃく)を離れましょう。

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