すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
なぜなら、人生の目的を果たすことが、人生に生まれた理由だからです。
すべての人には、人生を始める理由があるのです。
人生に理由もなく生まれる人はいません。
人生は、理由もなく生まれることが出来るような場所ではないのです。
人生は、尊(とうと)い場所であるということを理解しなければなりません。
人生に生まれることは、決して簡単なことではないのです。
人生に生まれることは、それだけで有り難いことです。
しかしながら、あなたはそのことを知りません。
あなたは、人生に生まれたくて仕方がなかったのです。
それは、人生における様々な貴重な体験を得るためです。
人生でなければ得られない体験があるのです。
それを得るために生まれたのです。
人生で体験することが出来るのは、苦しみです。
あなたは、人生において苦しみます。
生きることは苦しみです。
あなたは、何をしても苦しむのです。
人生において、苦しみを避けることは出来ません。
人生は、苦しみを体験することが出来る貴重な場所なのです。
あなたは人生において、苦しみを体験しましょう。
苦しみを避けることは出来ません。
なぜなら、そういう場所だからです。
あなたが肉体や分際と共に生きなければならないように、苦しみは仕方のないことなのです。
すべての人が苦しみます。
人生とは、そういう場所です。
苦しむのが自然です。
しかしながら、多くの人は、苦しみを否定します。
多くの人は、出来る限り苦しみを避けようと努めるのです。
しかしながら、苦しみを否定することは不自然な行為です。
皆がやっていることが自然(正解)だと思い込んではなりません。
多くの人は、自分が何か?を知らないのです。
多くの人は、人生が何か?ということも知らないのです。
自分や人生を知らないのに、どうして自然でいられるでしょう?
自分や人生を知らないのに、どうして正解を選ぶことが出来るのでしょうか?
自分や人生を知らなければ、不自然を生きなければなりません。
あなたは、自分が何か?分かりますか?
人生が何か?分かるでしょうか?
残念ながら、あなたはその答えを知りません。
多くの人が不自然である誤解を生きているのです。
苦しみを嫌うのは、不自然であり誤解です。
苦しみは、月のように自然に存在しているものなのです。
夜の訪(おとず)れない日はありません。
どのような昼も、必ず夜を迎(むか)えます。
どんなに太陽が輝いていても、世界を照らし続けることは出来ません。
太陽が照らし続けると、世界は焼けてしまうのです。
夜は、世界を冷まします。
昼と夜が互いに協力することによって、自然は保たれているのです。
多くの人は、夜を苦しみだと思い込んでいます。
そして、月を恨(うら)むのです。
月さえなければ、昼が続くと思うのです。
昼とは、多くの人の考える幸福のことです。
昼は明るく、活力に溢れています。
多くの人は、それを幸福だと信じているのです。
しかしながら、人生が常に昼のようであれば、将来に希望を抱いて働き続けなければならないのです。
多くの人は、自分や人生が何か?を知りません。
自分や人生を知らない人の将来の希望は、人生の目的を果たすことの出来るものとは限りません。
大抵の場合、人は間違った方向へと進んでいます。
月が夜を導かなければ寝る間もありません。
寝ずに働いていれば、考える時間がないのです。
将来に希望があり、働き続けるのも良いですが、間違った方向に進んでいるということを知らなければなりません。
人生は無我夢中(むがむちゅう)で生きれば良いというものではありません。
自分とは何か?人生とは何か?ということを考えなければ、人生の目的を果たすことが出来ないのです。
夜は休みを与えてくれます。
月が夜を導かなければ、あなたは自然を生きることが出来ないのです。
あなたは、苦しみや不幸を嫌ってはなりません。
苦しみや不幸は、あなたに自然な方向性を与えてくれます。
苦しみや不幸(と思っているもの)がなければ、あなたは人生の目的を果たすことが出来ないのです。
苦しみや不幸(と思っているもの)が、不自然に生きることを防いでいるのです。
苦しみや不幸(と思っているもの)の意味や意図(いと)を考えなければなりません。
都合の良いことが正解であるとは限りません。
人生における必要は、都合に関係ないのです。
都合の悪い苦しみを受け入れなければ、自然を実現することは出来ません。
希望に満ちて働きたいと思うかも知れませんが、絶望を以て休みましょう。
あなたは、不自然で詰(つ)まらない人生を生きてはなりません。
自分や人生を考える時間を失ってはなりません。
苦しみが時間を与えてくれます。
無我夢中に生きてはなりません。
あなたは、苦しみによって自然を知り、自分を知り、人生を知りましょう。
苦しみの価値を見失ってはなりません。
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