すべての人は、人生に目的を以て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
なぜなら、人生の目的を果たすことが、空しさを退(しりぞ)ける唯一(ゆいいつ)の手段だからです。
人生の目的を果たすことがなければ、人生は空しいのです。
どのように生きて、どこかで何かをどれだけ得たとしても、人生の目的を果たすことがなければ、人生は空しいのです。
人生は、その目的を果たすことがなければ、多くを得ても空しく、少なく得てもまた空しいのです。
空しさを退けるためには、人生の目的を果たす以外に方法はないのです。
あなたは、空しく生きるために生まれた訳ではありません。
すべての人は、幸福を得るために生まれたのです。
あなたは、空しく生きてはなりません。
目的を果たし、人生を豊かなものにしましょう。
人生の目的とは、必要のことです。
必要を続けていれば、人生の目的を果たすことが出来るのです。
多くの人は、必要を続けることが出来ません。
多くの人は、必要に満足することが出来ないのです。
多くの人は、必要以上を欲しがります。
必要以上を集めることによって、安心や豊かさを確保しようとしているのです。
残念ながら、必要以上でも、必要以下でも、豊かさを実現することは出来ません。
人生の目的は、必要によって実現するのです。
あなたは、必要に従って生きなければなりません。
必要に反しているのであれば、人生は空しさを得るのです。
必要は、人それぞれに異なります。
それは、人がそれぞれに異なる目的のために生まれたからです。
誰一人として、同じ目的のために生まれることは出来ません。
必要とは、目的に相応(ふさわ)しいものです。
あなたにとっての必要と、他者にとっての必要は異なるのです。
あなたは、他者と同じ必要を追い求めてはなりません。
他者と同じ必要を手に入れたとしても、決して満たされないからです。
自分に相応しい必要だけが、あなたを満たします。
自分に相応しくない必要をどれだけ集めても、空しいだけなのです。
“猫に小判”という諺(ことわざ)の通りです。
猫には、小判の価値が分からないでしょう。
それは、一部の人間が決めた価値だからです。
小判をどれだけ集めても、猫が満たされることはありません。
猫にとっては、黄金よりも魚の方が価値があるのです。
猫には、小判よりも魚の方が相応しいでしょう。
猫には、小判の価値を生かすことが出来ないのです。
自分に相応しくないものには価値がないのです。
他者には価値のあるものであったとしても、自分にとって価値があるとは限りません。
他者にとって価値のないものであったとしても、あなたにとって価値のあるものであるかも知れないのです。
価値は、自分の中で決まっています。
それは、人生には果たすべき目的が存在しているからです。
人生の目的に従った必要があり、その必要に従って価値が存在するのです。
あなたは、価値を外に探してはなりません。
価値は自分の内に存在しているのです。
ただし、内だけを探しても見出すことは出来ません。
外にある価値と比較することによって、自分にとっての価値を理解することが出来るからです。
外に価値を探してはなりませんが、外に存在する他者の価値は知っておかなければなりません。
様々な価値が存在することを知ることで、自分の価値に気が付くことが出来るのです。
他者の価値と自分の価値を区別する必要があるのです。
多くの価値(観)を知っておかなければ、価値を区別することは出来ません。
全体を知らなければ、判断することは出来ないのです。
あなたは、出来るだけ多くの価値を学びましょう。
人生を焦(あせ)って決めてはなりません。
空しく生きてはならないのです。
より良い価値を見出したのであれば、生き方を変えなければなりません。
価値のないものをどれだけ集めても空しさを大きくするだけです。
自分にとって本当に価値のあるものは何か?と自問しましょう。
あなたは、必要を得なければなりません。
不要をどれだけ集めても空しいのです。
必要以外では満たされません。
必要以外では、心の空しさを埋めることは出来ないのです。
あなたは価値を再考しなければなりません。
本当に価値のあることのために生きなければなりません。
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