喜びと苦しみを生きる

すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。

すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。

人生の目的を無視して生きてはなりません。

あなたは、無駄に生まれた訳ではありません。

無意味に生きているのでもありません。

あなたは、無価値な存在ではないのです。

誰もが、意味や価値を以て生まれます。

意味や価値の無い人物や人生は存在しないのです。

どのような人物や人生にも重要な意味があり、大切な価値があるということを理解しなければなりません。

人物や人生には、それぞれに意味や価値があるのです。

それは、目的が異なるからです。

人物や人生には、その目的に相応(ふさわ)しい意味や価値があるのです。

人は、それぞれの意味や価値を以て生まれ、それぞれの意味や価値のために生きているのです。

人生の目的が異なり、意味や価値が異なるのには理由があります。

それは、人それぞれに学びが異なるからです。

同じ学びのために生まれる人はいません。

人は、それぞれに異なっているのが自然です。

誰一人として、同じ人物は存在しないのです。

そのため、学びは異なるのです。

学びとは、人生における必要のことです。

必要を避けることは出来ません。

誰一人として、学びを避けることは出来ないのです。

あなたは、必要な学びを受けなければなりません。

必要な学びは、必ずしも都合の良いものではありません。

あなたにとって都合の悪いことも、あなたには必要な学びであるということを理解しなければなりません。

人生には、喜びも苦しみも存在するのです。

喜びだけに偏(かたよ)ることも、苦しみだけに偏ることもないのです。

それは、どのような人物の、どのような人生にも同じことが言えるのです。

喜びも苦しみも、それぞれにあります。

喜びだけの人生というものはありません。

同じように、苦しみだけの人生というものもないのです。

すべての人生に喜びがあり、苦しみがあるのです。

あなたは、他者を羨(うらや)む必要はありません。

どの人生を生きても、喜びと苦しみがあるのです。

他者を羨む時には、その人生の一部を切り取って見ているに過ぎないのです。

他者の人生が喜びの時だけを切り取って見れば、羨ましく思うのです。

多くの人が、苦しみを嫌います。

多くの人は、苦しみを見ないように努めます。

多くの人は喜びを好み、喜びを見ようと努めているのです。

しかしながら、多くの人の人生は空しいのです。

それは、偏(かたよ)っているからです。

人生には、喜びと同じように苦しみも必要なのです。

一部だけを切り取っているから空しいのです。

あなたは、喜びと同じように苦しみも大切にしましょう。

苦しみからも学ぶことはたくさんあります。

苦しみからしか得られないことがたくさんあるのです。

苦しみは、喜びを大きなものにしてくれます。

苦しみを嫌うと、喜びは小さなものになってしまうということを覚えておきましょう。

他者を羨む必要はありません。

あなたは、自らの人生において、喜びと苦しみを生きましょう。