すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
すべての人は、人生の目的を果たすために生まれるのです。
あなたには、果たさなければならない目的が存在します。
あなたは、それを果たすために生まれたのです。
目の前の快楽や欲望を貪(むさぼ)るために生まれたのではないのです。
そのような詰(つ)まらないことのために生まれることは出来ないのです。
あなたは、自分のために生まれたのではありません。
すべての人は、自分以外のために生まれるのです。
利他(りた)こそが、人生の目的なのです。
利己的に生きているのであれば、人生の目的を果たすことは出来ません。
あなたは、利他の中に人生の目的を探さなければならないのです。
あなたには、人生の目的を果たすための役割が与えられています。
役割を果たさなければ、人生の目的を果たすことは出来ません。
役割というものは、それがどのようなものであっても利他的です。
自分独りでは、役割というものは成立しないからです。
役割を成立させるためには、自分以外の他者が必要なのです。
他者が存在するからこそ、役割が存在するのです。
利己的に、目の前の快楽や欲望を追い求めているのであれば、役割を果たすことが出来ません。
役割を果たすためには、利他的でなければならないのです。
それが、どのような役割であったとしてもです。
あなたは、自分以外の誰かや何かのために生まれたのです。
この世界では、それが自分のためになるからです。
自分のために生きれば、空しさを得ます。
どれだけ貪っても空しいのです。
しかしながら、自分以外のために生きれば満たされます。
与えることは、豊かな行為なのです。
与える者は豊かさを得て、貪る者は空しさを得ます。
あなたには、果たさなければならない目的が存在するのです。
人生の目的を果たすことは、とても豊かな生き方なのです。
あなたは、豊かに生きなければなりません。
そのためには、与えることです。
利他的に生きることによって、あなたは与えることが出来るのです。
多くの物や大きな物、高価な物を与えたから褒(ほ)められるのではありません。
少なくとも、小さくとも、安価(あんか)でも、与えることです。
それが、あなたの役割であり、人生の目的を果たす方法なのです。
人には、それぞれの分際(ぶんざい)があります。
人は、自らの分際を弁(わきま)えなければならないのです。
人には、場所があるのです。
あなたは、それを間違えてはなりません。
日向に咲く花もあれば、日陰に咲く花もあるのです。
陽を好む花を陰に置けば枯(か)れてしまいます。
同じように、陰を好む花を陽の中に置けば枯れてしまうのです。
あなたには、適所が存在しています。
あなたは、与えられた分際と場所で、与えられた役割を果たしましょう。
無理をして生きる必要はありません。
分際を離れることは出来ないのです。
誰かのように成ろうとしても無駄です。
残念ながら、あなたが誰かのように成ることは出来ません。
形を変え、場所を変えても、あなたはあなたなのです。
自らの分際を受け入れることです。
そして、与えられるものを与えることです。
無理をしては、本来与えられるものも与えることが出来なくなります。
あなたは、与えられるものを与えれば良いのです。
人生の目的を果たすために、無理をする必要はないのです。
あなたは、自分であれば良いだけなのです。
自分の場合で花を咲かせましょう。
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