すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
人生に無意味に生まれることの出来る人はいません。
どのような人物の、どのような人生にも、果たすべき目的が存在しているのです。
目的のない人生は存在しません。
なぜなら、目的がなければ、人生が始まることはないからです。
目的が存在するからこそ、人生は始まるのです。
この世界には、因果の仕組みが存在しています。
因果の仕組みとは、すべての結果には、それに相応(ふさわ)しい原因が存在するというものです。
どのような結果にも、それに相応しい原因が存在するのです。
原因の存在しない結果は存在しません。
それが、どのような結果であろうとも、原因が存在するということを理解しなければなりません。
人生とは、一つの結果です。
人生という結果を実現するためには、それに相応しい原因が必要なのです。
人生に対する原因とは、人生の目的です。
目的という原因が存在するからこそ、人生という結果が実現するのです。
原因は、結果よりも前に存在しています。
人生の目的は、あなたが生まれる前に決めたものなのです。
そうでなければ、因果の仕組みが矛盾(むじゅん)してしまうのです。
残念ながら、この世界に“奇跡”は存在しません。
原因の存在しない結果など存在しないのです。
どのような結果にも、必ず原因が存在するのです。
あなたは、そのことを知らなければなりません。
すべての経験には、それに相応しい原因が存在するのです。
それは、すべての結果には意味があるということでもあるのです。
無意味な原因というものは存在しません。
なぜなら、この世界には、無意味なものが存在する意味がないからです。
あなたは、それがどのようなものであったとしても、存在する意味があるということを理解しなければなりません。
意味のある原因は、意味のある結果へと辿り着くのです。
人生におけるどのような状況にも、大切な意味や価値が存在します。
あなたは、そのことを忘れてはなりません。
すべてが必要であり、最善なのです。
無意味な経験は出来ません。
すべてが、あなたに相応しい経験なのです。
残念ながら、人生を思い通りにすることは出来ません。
人生は、理想を実現しないのです。
人生には、必要と最善だけが実現します。
それがどのような経験であろうとも、あなたにとっては価値のあることなのです。
あなたは、価値のある状況を学ばなければなりません。
自分勝手に生きることは出来ないのです。
あなたは、必要によって受け取り、必要によって手放します。
何を何時(いつ)どのように受け取り、どのように手放すか?は、あなたが決めることではないのです。
それは、因果の仕組みが決めることなのです。
あなたは、必要なものを必要な時に、必要な形で受け取り、そして、手放します。
自分勝手に受け取ったり、手放したりは出来ないのです。
受け取る時も、手放す時も自然と訪(おとず)れるのです。
どれだけ欲しても、必要が満たされなければ得られません。
どれだけ執着(しゅうちゃく)しても、必要が満たされなければとどめることは出来ません。
どれだけ手放したくても、必要が満たされなければ手放せないのです。
すべては必要によるということを覚えておきましょう。
あなたは、必要な時が来るまで受け取れません。
必要な時が来るまで手放せないのです。
必要な時が来れば、求めなくても受け取り、求めなくても手放すことになるのです。
残念ながら、あなたには必要が分かりません。
必要が分からないから余計を求めるのです。
現状とは、必要の形です。
不足も余計も必要なのです。
あなたが、自分勝手に不足や余計と考えているだけなのです。
必要は、人生が決めます。
必要を決めるのはあなたではありません。
残念ながら、あなたには必要が分からないのです。
それは、人生の目的を知らないからです。
人生の目的を知らない者には、必要を理解することは出来ません。
あなたは、自分勝手に必要を決め付けてはなりません。
現状に感謝しましょう。
都合で考えてはなりません。
人間的な見方では、人生の目的や必要を理解することは出来ないのです。
それは、人生の目的は、人生を始める前に決めたものだからです。
あなたは、自然に任(まか)せましょう。
強欲に生きてはなりません。
人生を思い通りに生きられると思ってはなりません。
必要に従って生きなければ、人生の目的を果たすことは出来ないのです。
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