すべての人には、大切な役割が与えられています。
すべての人は、その役割を果たさなければなりません。
それは、役割を果たすことによって、目的を果たすことが出来るからです。
すべての人は、目的を以(もっ)て生まれるのです。
目的が存在した後に、人生が生じたということを理解しなければなりません。
人生は、何となく生じたのではありません。
どのような人生にも、重要な目的が存在するのです。
あなたは、役割を果たすことによって、その目的を果たすことが出来るのです。
役割を果たすことがなければ、目的を果たすことは出来ません。
目的を果たすことは、何よりも大切なことです。
地上のすべてを手に入れたとしても、目的を果たすことがなければ、人生は空しいのです。
残念ながら、多くの人が人生を空しく生きています。
多くの人は、自分が何であるか?人生が何であるか?を知らないままに生きているのです。
そのため、与えられた役割を果たすことが出来ません。
そして、果たすべき目的を果たすことが出来ないのです。
人生を空しく生きてはなりません。
あなたは、空しいことのために生きてはならないのです。
地上の何かを手に入れることが人生の目的ではありません。
人脈、地位、名声、財産・・・
このようなものを手に入れることを目的として生まれてなどいないのです。
また、それ等に反発して、世を捨てることも目的ではありません。
人生の目的は、この世にあってこの世のものに支配されないものなのです。
この世の富を気にしないところに、あなたの役割と目的が存在するということを理解しなければならないのです。
この世の富に支配されている間は、人生の目的を果たすことは出来ません。
利益に従っている間は、役割を果たすことは出来ません。
役割を果たすためには、損得勘定(そんとくかんじょう)を抜きにして判断しなければならないのです。
利益を気にして、自分にとって得と思えることばかりを選択しているのであれば、役割を果たすことが出来ません。
あなたに与えられた役割は、下劣(げれつ)なものではないのです。
与えられた役割を果たすためには、品性が求められるのです。
どのような役割にも、品位が備わっているということを理解しなければなりません。
この世界には、無駄は存在しません。
無意味も無価値も存在しないのです。
それは、すべてが大切であり、すべてに重要な価値があることを示しているのです。
すべてが大切であるということは、上下の差は無いということです。
この世界の役割には、上下の差は無いのです。
すべてが大切で、重要な役割なのです。
例えば、鯨(くじら)が良くて、蚤(のみ)が悪いという差は存在しません。
鯨は鯨の価値があり、蚤は蚤の価値があるのです。
鯨がいなければ困りますし、蚤がいなければ同じように困るのです。
意味があり、価値があるからこそ、この世界に存在するのです。
現状に存在するものは、現状に存在しなければ困るものなのです。
それがどのようなものであれ、現状には必要です。
必要の形が変わるまでは、それがなければ困るのです。
現状には、自分にとって都合の良いものだけが必要ではありません。
自分にとって都合の悪いものも、同じように必要であるということを理解しなければならないのです。
利益を追求することが、人生の目的ではないのです。
利益を追求しても、あなたが満足することは出来ないのです。
利益を追求したとしても、あなたは幸福を得ることは出来ません。
利益を追求したとしても、人生は豊かさを得ないのです。
寧(むし)ろ、利益を追求することによって、人生は乏しさを得ます。
利益を追求することによって、あなたは不幸を得なければなりません。
利益を追求することによって、あなたは不満を覚えるのです。
利益を追求している間は、不満を手放すことが出来ないのです。
利益は大切なように思えますが、人生の目的に比べれば大切ではありません。
人生は、利益を追求するような単純で詰まらない場所ではないのです。
人生を下劣なものにしてはなりません。
あなたは、品位と共に生きなければならないのです。
損得勘定に支配されることなく生きましょう。
あなたの役割は、”出来るだけ”困っている人を助けることで果たされます。
あなたは、困っている人を”出来るだけ”助けなければなりません。
無理をする必要はありません。
困っている人を探す必要もありません。
あなたの目の前に、困っている人が導かれたら、出来る範囲で手助けをするのです。
この世界には、因果の仕組みが存在しています。
困っている人を助けるという選択が、あなたを助けるでしょう。
他者が困っているように、いつかはあなたも困ります。
現状において困ってはいなくても、いつ困るか分からないのです。
しかしながら、あなたはいつか困る時がやって来ます。
それは避けられないことなのです。
その時になって助けを求めても、因果の仕組みによって助けられないということを理解しなければなりません。
あなたは、自分の行いを受け取ります。
あなたは、自分の行いを避けることは出来ません。
他者を自分のように考えておきましょう。
あなたは、いつか他者の立場を得るでしょう。
その時に、困らないようにしておきましょう。
あなたは、自らの役割に従って、困っている人を助けるのです。
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