すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
人は、人生において目的を果たさなければなりません。
人生に目的もなく生まれる者はいません。
すべての人に、果たさなければならない目的が与えられているのです。
人生において重要なのは、人生の目的を果たすことです。
誰もが、人生の目的を果たさなければなりません。
それは、それが生まれた理由であるからです。
すべての人は、人生の目的を果たすために生まれたのです。
あなたは、そのことを覚えておかなければなりません。
残念ながら、すべての人が人生の目的を忘れてしまいます。
すべての人が、人生における思い煩(わずら)いによって苦しみ、人生の目的を見失ってしまうのです。
苦しみに会う時、人は目的を見失ってしまいます。
多くの人にとって、遠くの目的よりも目の前の苦しみの方が重要なのです。
多くの人は、目の前の状況に対応することで精一杯です。
溺れている者は、呼吸をすることで精一杯なのです。
呼吸を止めて、口を閉じていれば、溺れずに済みます。
溺れないためには、呼吸をすることよりも、体を浮かせることが重要なのです。
目の前のことよりも、遠くのことを考えなければ、目的を果たすことは出来ないのです。
あなたには、果たさなければならない目的が存在しています。
しかしながら、それを果たすことは容易(ようい)ではありません。
なぜなら、人生の目的を果たすためには、人生を終えなければならないからです。
人生を終えるまで、その目的を果たすことが出来たかは分からないのです。
人生の目的は、人生において最も遠いことなのです。
あなたは、それを考えなければならないのです。
目先のことに捕らわれ、遠くに存在する人生の目的を蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
あなたは、目の前の快楽や欲望や苦悩のために生まれたのではないのです。
あなたは、遠くに存在する人生の目的を果たすために生まれたのです。
そのことを覚えておきましょう。
しかしながら、あなたは人生の目的を知りません。
あなたは、それを見失っているのです。
そのため、人生の目的を教わらなければならないのです。
人生の目的を知っているのは、あなたの本質です。
それはあなたの真(まこと)であり、心の最も深い場所に存在しているのです。
人生の目的は、あなたの真から教えてもらわなければなりません。
しかしながら、未熟であるあなたが、真に触れることは出来ません。
あなたが触れることが出来るのは、最も表層の心なのです。
心には、良い心と悪い心が共存しています。
あなたが心に触れる時には、良い心と悪い心のどちらにも触れなければならないのです。
心に触れることは、川の流れに触れるようなものです。
あなたは、流れの中から、目的の石を拾い上げなければならないのです。
それは、とても大変な仕事なのです。
心の流れの中で、真に触れるためには、その流れを穏やかなものにしなければなりません。
心の流れが穏やかなものであったり、水が透き通っているのであれば、幾らか石を確認することが出来るでしょう。
しかし、流れが急なものであったり、水が濁(にご)っているのであれば、石を確認することすら出来ないのです。
あなたが目的を見出すためには、心を穏やかに静め、澄ませなければならないのです。
あなたは、心を大切にしなければなりません。
それが騒ぎ立てたり、傷付いたりしないように保護しなければならないのです。
あなたは、心を大切に生きなければなりません。
自分にとって、後味の悪いことを選択してはなりません。
心が痛み、気分を害するようなことを続けてはならないのです。
心を中心に目の前の状況を考えましょう。
心が痛むのであれば、その方向や方法は間違っています。
あなたは、心が暖まる方向や方法を選択しなければならないのです。
残念ながら、多くの人は心を犠牲にして生きています。
多くの人は、心の痛みに気付いていながら、それを無視しているのです。
人生の目的を果たすことがなければ、人生に豊かさを実現することは出来ません。
何を成し、何を得ても、人生の目的を果たさない限りは、人生は乏しいのです。
あなたは、そのことを理解しなければなりません。
目の前の快楽や欲望や苦悩を貪(むさぼ)ったとしても、人生に豊かさを実現することは出来ません。
残念ながら、多くの人は人生に乏しさを実現します。
それは、真と共に生きないからです。
多くの人は、偽りと共に生きるのです。
そして、それが良いことだと思い込んでいるのです。
例え、世界中のすべてを手に入れたとしても、豊かさを手に入れなければ空しいのです。
偽物を集めても喜びはありません。
重荷が蓄積(ちくせき)されていくだけなのです。
それでは、目的を果たすことは出来ないのです。
心を静めましょう。
そうすれば、心は澄みます。
そのような心で生きれば、真に触れることも出来るでしょう。
真以外には、人生の目的を教えられません。
あなたは、自分の真に教えを請(こ)いましょう。
真と共に生きましょう。
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