人生を豊かなものにしていくために必要なことは、目の前のその状況を満たしていくことです。
あなたが過ごす時間、作業、場所、相手、そして、自分自身の心を充実させる必要があるのです。
あなたの状況が充実することがなければ、人生が豊かさを得るということはありません。
状況(自分自身と環境)が充実してさえいれば、人生は豊かなものになるのです。
あなたが努めなければならないことは、状況の充実です。
どのような状況も、それをできる限り充実させるように努めなければならないでしょう。
状況の充実なしに、人生の豊かさはないということを覚えておかなければなりません。
状況の充実は自らの努力に比例しています。
状況を充実させるためには、それを充実させるための努力をしなければならないのです。
それは、状況の充実が自らの心の充実に依存しているからです。
どのような環境にいても、それを充実させるのは自らの心でしかありません。
例えどのように整った環境にいようとも、その心が充実していなければ整った環境を崩してしまうことになるでしょう。
そして、人生が豊かなものになることはないのです。
どのような状況も自らの心が原因になるということ、すべては自分自身が主体であるということを忘れてはならないでしょう。
あなたの状況の充実と、人生の豊かさはあなたの心の状態にかかわっているのです。
あなたは自分自身という存在を無視することはできません。
自らの心が充実を求めて積極的に努力をすることがなければ、状況を充実させることはできないのです。
あなたはいつの時も自分自身の状態を意識しておきましょう。
自分自身の状態を意識もせず、状況を充実させる努力もしないで人生が豊かになるのであれば、世界中のすべての人が人生を豊かなものだと感じているはずです。
しかしながら、現実はそうではありません。
人生に不幸と苦しみを感じている人は数え切れないほどいるのです。
人生を豊かなものだと感じている人は一握りしかいないのです。
多くの人は人生に苦しみを感じているのです。
それは、その人が決して努力をしていないという訳ではありません。
努力の方向性や方法が「それ」と違っている可能性があるのです。
人生には様々な状況が存在しています。
それは必ずしもあなたにとって優しいものではありません。
苦痛や苦悩を伴うような困難や問題が行く手を阻むこともあるのです。
そのような状況の中で人は、間違った方向や方法に対して努力をしてしまいがちなのです。
それは、人が困難な状況の中に恐怖を見るからです。
大切なことは状況の充実です。
現状がどのような状態であろうとも、そこからその状況を充実させるためだけに意識を集中し、それを実現さるための方向性や方法を見出し、努力をしなければならないのです。
状況を充実させるためには、自分自身がそれだけを望んでいなければなりません。
状況の充実以外を望んでいるのであれば、充実以外のものを実現してしまうのです。
人は自らの心が望み求めるものを実現します。
あなたが望み求めるものは、状況の充実(人生の豊かさや心の平和や幸福)だけです。
それ以外(不幸や苦しみなど)を望み求めてはなりません。
あなたは現状の中に満たしていくことができることを探しましょう。
今の状態で、あなたが充実させられることは何ですか?
それは小さなことでも構いません。
大切なのは今のあなたが充実させることができることです。
今のあなたが充実させることができること以外は、どのように励(はげ)んでもそれを充実させることはできません。
目標を大きく持つことは良いことですが、あなたの状況に「高望み」を持ち込んではならないのです。
今のあなたにできないことを考えても意味がありません。
それが夢や希望を考えることならば良いですが、大抵の場合はそうはいきません。
問題の中では余計な苦しみを考えてしまうのです。
余計な苦しみを考えるくらいならば、今できる小さなことを実行する方が有意義だと気付きます。
今のあなたにできることが小さなことであっても、それを充実させるように努めなければなりません。
小さなことも充実させるのであれば、それはいつか大きく育つのです。
小さなことも充実させることができないのに、大きなことを充実させることはできないのです。
目の前の状況を充実させることもできない人物が、人生を豊かなものにすることなどできはしないのです。
今のあなたにできるのがどのようなことでも気にすることはありません。
満たしていくことができるものから、次々に満たしていくことです。
そうすれば、いつの間にかに全体が満たされていることでしょう。
人生は小さな状況の充実の積み重ねで豊かさを得ます。
どのような充実をも望み求めなければならないでしょう。
人生はあなたが幸福を得るための世界です。
あなたは豊かな人生を求めなければならないのです。
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