人生に豊かさを得るためには、豊かさに向かって歩んでいかなければなりません。
豊かさという場所に辿り着くことができなければ、豊かさを得ることはできないのです。
この世界では、何かをすれば必ず何かの問題が生じます。
それは、行動することには必ずリスクが伴うからです。
リスクの伴わない行動は存在しません。
行動というものは常に時間や労力や安全を消費しているのです。
そのため、行動すれば何かを失うことを避けることはできません。
報酬を得るためには、それに相応する代償を支払わなければならないのです。
利益を得るためには、その利益に相応する働きをしなければなりません。
利益に相応する働きをすることなく、それを得ることなどできないのです。
この世界は原因と結果の法則によって支配されています。
どのような存在もそれを無視することはできないのです。
代償に相応する報酬を得ることができるということを覚えておかなければならないでしょう。
「上手い話」というものなどないということ、奇跡など存在しないということを理解しなければなりません。
あなたが受け取ることのできる報酬は、あなたが捧げた代償に相応します。
例えば、利益は解決した問題と創出した(与えた)価値によって得ることができます。
解決した問題や創出した価値に比例した利益が得られるのです。
働きに応じて報酬が得られるのが道理なのです。
時に人は、働き以上の利益を得ようと知恵を絞ります。
それが道理に合った知恵ならば良いですが、働き以上の利益を求める場合には大抵が悪知恵です。
多くの人は楽をする中で、より小さな代償によってより大きな報酬を求めているのです。
しかしながら、あなたにはそれが道理に反していることであるということが分かるでしょう。
必要な働きをしない者がその働き以上の報酬を得ているということをあなたは心地好くは感じないでしょう。
それはこの世界であっても同じことが言えるのです。
この世界は常に正しい形であろうとします。
曲がったことは必ずまっすぐに伸ばします。
すべてが道理に従うようにできているのです。
原因と結果の法則は道理です。
それは何よりも正確で正しい力なのです。
この世界ではすべてが道理を貫きます。
どのような存在も正しい道を歩まなければならないのです。
正しい道を歩もうとしない者は、原因と結果の法則に従ってその代償を支払わなければならないのです。
道理に反する者はその罪を背負い、責任を果たさなければならないのです。
すべての存在は成長や向上のために存在しています。
人はその精神を成長させ、文化を向上させるために生きています。
魂(人間性、人格)の成長や向上というものが最大の目的であるのです。
物事はそれを中心に考え、選択するようにしなければならないのです。
楽をして、働き以上の利益を得ようと考えてはなりません。
豊かになることは狡(ずる)や楽をすることではありません。
不正を働いて豊かになれる人間など存在しないということを覚えておかなければならないでしょう。
すべては必ず白日の下に晒される時がやってきます。
どのようなことも必ず報われるのです。
あなたが努力をしたのであれば、それは何らかの利益となって必ず報われます。
あなたが不正を働いたのであれば、それは罰として必ず報われるのです。
原因と結果の法則は、すぐさま状況に反映されるとは限りませんが、必ず状況に対して反映されます。
あなたはすべてが報われるということを信じておかなければなりません。
すべてが報われるということを信じることができずに、道理に反する不正に手を染めるようであれば豊かさを得ることは絶対にできないということを覚えておかなければならないでしょう。
この世界には「絶対」というものが存在しています。
原因と結果の法則は世界の「絶対」なのです。
あなたはどのような状況においても、正しく努力をするということを忘れてはなりません。
現状が苦しいからといって、不正を働いてはなりません。
豊かな人生を求めているのであれば、豊かな場所に辿り着かなければなりません。
その精神が豊かな者以外が豊かな場所に辿り着けることはありません。
行動することには必ず何らかのリスクが伴いますが、それでも努力することを止めてはなりません。
苦しい状況にこそ、正しくあるということの大切さを理解しなければならないでしょう。
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