人は自らの所有する財産を守らなければなりません。
財産を守らない者は、それを失います。
どのような財産も守らなければ失うということを理解しなければならないでしょう。
大切なものは常に脅威(きょうい)にさらされています。
あなたは常に大切なものを失う可能性を所有しているのです。
この世界には創造と破滅がせめぎ合っています。
創造は世界に生み出し、破滅は世界から失わせます。
この世界には生と死が互いに競い合っているということを理解しなければならないでしょう。
創造することがなければ、破滅がそれを奪い去ります。
あなたがそれを破滅から守るためには、創造する必要があるのです。
身体がその命を守るために呼吸を創造するようにです。
創造することで可能性が導かれます。
可能性は創造することでのみ導かれるのです。
何かを創造することがなければ、可能性も創造されることがないということを覚えておかなければならないでしょう。
あなたはそれがより良くなるために必要なものを創造しなければならないのです。
創造することが、大切なものを破滅から守る方法であるということを覚えておきましょう。
破滅に奪われたくなければ、創造する必要があります。
価値を継続させたり、それを増大させるためには、価値を創造する必要があるのです。
それは、財産に対して掃除や修理をして綺麗に保つことや、新たな価値を加えることによってそれをより良いものにするという作業なのです。
決して特別なことをする必要はありません。
価値を保ち、それを増すための当たり前のことをするだけなのです。
それが財産だと分かっていてその管理を怠ることは、その財産を手放す行為です。
管理されないものは価値を損ない、管理しない者は失うのです。
財産を失わないためには、その価値を損なわないように注意しなければならないのです。
どのような財産も、その価値を失わせてはならないでしょう。
あなたはそれをしっかりと管理し、その価値をより高めなければならないのです。
人にとって、最も価値のある財産はその心であるということを知らなければなりません。
人の本質は心です。
それは、人が所持することを許された唯一の財産であるのです。
人は多くのものを手にしていますが、本当に所有しているものはその心だけであるということを覚えておきましょう。
心という財産がしっかりと管理されているのであれば、人生が豊かさを失うことはありません。
どれだけの金品を所有していたからといって、心という財産が損なわれれば人はすべての豊かさを失うのです。
金品の価値は、心があってこそのものであるということを覚えておかなければならないでしょう。
心が損なわれているのであれば、どのような金品によっても幸福を得ることはできないのです。
心が充足しているのであれば、どのような金品によっても幸福を得ることができるのです。
人の本質が心であるということを忘れてはなりません。
幸福を得るのは心以外の何物でもないということを理解しましょう。
心が最も大切です。
心という財産が最も重要なのです。
人は心を守らなければなりません。
心を守ることができなければ、人はその他のどのような財産も守ることができないということを知りましょう。
心を守るためには、心を管理しなければなりません。
心を汚れから遠ざけ、綺麗に掃除し、壊れたならば修理をすること。
また、心が新たな価値を身に付けるために勤勉であることが求められるのです。
自己の心を管理することができる人は、幸福という財産を守ることができるでしょう。
自己の心を管理することができない人は、幸福という財産を失うばかりか、苦しみを受け取ることになるのです。
人が幸福に生きるためには、苦しみから幸福という財産を守らなければなりません。
幸福を守るためには、心の管理が欠かせないのです。
あなたはいつの時もその心を守りましょう。
金品によって心を損なうのであれば、金品を捨てましょう。
心よりも尊い財産は存在しません。
人にとって心よりも価値のあるものは存在しないということを理解しましょう。
心こそが基本です。
それを損なってはなりません。
心を磨き、心を鍛えましょう。
人は自らの財産を守らなければならないのです。
心を守るためには何が最善なのかを考えなければならないでしょう。