人は自らの人生を豊かなものにしなければなりません。
どのような人物も、人生に幸福を実現させなければならないのです。
人は誰しも人生を豊かに生き、幸福を得るために生きています。
苦しみを受けるために生きている人は存在しないのです。
誰もが豊かな人生を生きなければなりません。
あなたは豊かな人生と、その幸福を実現しなければならないということを覚えておきましょう。
人生に豊かさを求めないのは苦しいことです。
人生が幸福でないことは苦しいのです。
人は自らの人生に豊かさと幸福を得なければなりません。
それを実現させることなく、人生に喜びは存在しないでしょう。
人生に豊かさと幸福を実現させるためには、それらを得るために努めなければなりません。
努めを怠る者には決して得ることはできないのです。
あなたの親や兄弟ですら、あなたの人生の豊かさと幸福を用意することはできないのです。
それは、豊かさや幸福とは、その心が満たされる状態によって導かれるからです。
心を満たすことができるのは自分自身だけです。
心の状態は各自のことなのです。
己を除いて誰もあなたの心を満たすことはできないのです。
家族も恋人も友人も、あなたの心を満たすことはできません。
それは人が元来、孤独であるからです。
人が孤独であるということを忘れ、自力に頼ることなく誰かや何かに頼るのであれば、自らの心を満たすことはできないでしょう。
あなたは自分自身の力によってのみ、その心が満たされるということを知らなければならないのです。
人生とは自己との語らいです。
外に敵はなく、自己の弱さとの闘いなのです。
克己(こっき)することなく、人生には豊かさも幸福も実現しないのです。
あなたは自らを磨くことの大切さを理解しましょう。
あなたは常に自己を重んじ、それを高めようと努めていなければなりません。
自己の向上を怠るのであれば、人生の豊かさや幸福も滞(とどこお)ることになるでしょう。
この世界は本質を隠します。
目に映る事象だけがすべてではありません。
この世界は目には映らない動きを有しているのです。
目に映る表面的なことに気を取られる者は動揺し、間違えます。
そのような状態では、心を満たすこともできず、人生の豊かさや幸福を得ることもできません。
あなたは目には映らない物事の本質を見極めて、自らを選択しなければならないのです。
苦しいことを回避することは利口ではありません。
それは、人生における苦しみが人にとっての喜びに繋がっているからです。
気楽なことを多く欲するのは利口ではありません。
人生における気楽さは、人にとっての苦しみに繋がっているからです。
この世界においては、目に映るものだけで状況が構成される訳ではないのです。
将来が目に映ることはありませんが、それは時間の経過と共に確実に実現します。
現状のあなたが賢い人ならば、将来を見越して物事を考えているでしょう。
それは目には映らないものを含めて世界を考察しているということです。
自らの選択が将来にどのような形として実現するのかを想像しない人は選択を誤って苦しみます。
苦しみに会うのが嫌だからと言って、それを回避しているのであれば、一時的には苦しみから遠ざかることができます。
しかしながら、苦しみに向き合っていない分、実力が増すことはありません。
力不足に陥れば、人は問題を解決することも、状況を打開することもできないのです。
いつかは苦しいことを回避することができない状況がやってきます。
その時に絶望し、抱え切れない程の苦しみを得るのです。
苦しいことを回避せず、それを乗り越える人は力が増します。
力が増せば、どのような問題も解決し、どのような状況も打開することができるため、苦しみに会うことがないのです。
苦しみを乗り越える者は、むしろ気楽を得るのです。
努力した分、それが報われるのは当然のことなのです。
苦しいことから逃げている者は、問題の悪化を引き起こし、苦しみから逃れることができなくなるのです。
見た目に騙されてはなりません。
苦しいことが苦しみであると思い込んではなりません。
怠慢な者が救われることはありません。
それは、自らを救う力を育んでいなかったからです。
人生に豊かさと幸福を実現させるためには怠ってはなりません。
いつまでも苦しいことから逃げていてはなりません。
自らの選択が導く将来を想像しなければなりません。
人生は理論的です。
奇跡も、偶然も存在しません。
あなたの選択に従って正しく状況を導くのです。
力の無い者は生き残れません。
それがあなたの生きる世界です。
自らを磨き、鍛えましょう。
苦しいことから逃げ回っているようであれば、自己を向上させることはできないでしょう。
将来の大きな苦しみに会わないために、目の前の小さな苦しみを取るのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿