あなたにとって、不要なものは存在しません。
それがどのようなものであっても、あなたにとっては何等かの意味があり、何等かの必要性があるということを理解しなければなりません。
それがどのようなものであっても、あなたにとっての大切な意味や必要性が存在しているということを忘れてはならないでしょう。
物事が必要に応じて存在しているということを理解することができるのならば、あなたにとってすべての状況は素晴らしい意味を持つのです。
物事の中に不要なものが存在してると考えるのであれば、あなたにとって意味のない苦痛な状況が存在することになります。
あなたにとって意味のない(意味の見出せない)状況には実りがありません。
そこに意味を見出すことができなければ、あなたはそれを無駄な時間であり、無駄な労力であったと解釈し、それを次の可能性へと活用しようとはしないでしょう。
意味のない時間を過ごし、意味のない労力を使ったと理解するのであれば、あなたはそこから成長や豊かさに繋がる糧(かて)となる大切なものを何も得られないのです。
その時間が有益であると理解し、その労力が自らの成長に繋がると解釈するのであれば、あなたはそれを次の可能性に繋げることができるでしょう。
大切なのは、どのような状況にも意味があるということです。
それがどのような状況であろうとも、必要性が存在しているということなのです。
この世界、あなたの目の前に存在しているすべての状況には意味があり、必要性が存在していると理解するのであれば、あなたはすべての状況が大切なものであるということを理解することができるでしょう。
人は価値観によって物事を分け隔てています。
これは善いもの、これは悪いもの。
これは好きなもの、これは嫌いなもの。
というように、価値観によって様々な理由を付けては、物事を分け隔てるのです。
すべての状況に意味があり、すべてに必要性が存在しています。
物事を分け隔てる行為によっては、あなたが受け取る実りにはばらつきが生じるのです。
あなたが豊かさを得るためには、どのような問題も解決する必要があります。
問題が生じているのであれば、豊かさを得ることはできないのです。
その問題が解決して初めて、あなたは豊かさを得ることができるのです。
あなたは問題を解決しなければなりません。
あなたは自分では抱え切れない問題を誰かに委(ゆだ)ねて助けてもらおうとします。
それは、自分以外の人なら、その問題を解決してくれるだろうと考えるからです。
それはなぜでしょう?
その人が特別な(自分にはない)環境や財産や技術や人脈を持っているからでしょうか?
もちろん、それが理由の一つでもあります。
しかしながら、あなたが求めているものは、その人の持つ知恵であるでしょう。
その人の持つ知恵こそが、自らの抱える問題を解決するためには必要だと考えるのです。
知恵とは、物事に対する「偏見なき価値観」によって導き出されます。
その価値観が物事の本質を捉えることができるのであれば、そこには知恵が生じるのです。
物事の本質を見極めることがなければ、豊かな知恵は生じません。
物事の本質を見極めるためには、偏見なく物事を捉えなければなりません。
好き嫌いで人を見た時、あなたはその人がどのような人物であるのかを知ることはできません。
それは、嫌いな部分にしか目がいかないか、好きな部分にしか目がいかず、幻想や思い込みによってその人物の虚像を勝手に作り出してしまうからです。
好きな部分も嫌いな部分も同時に、特別な感情を持たずに見ることがなければ、その人がどのような人物であるのかを理解することは難しいでしょう。
人生に対して何等かの偏見を所有し、目の前の状況に対してそれを分け隔てるのであれば、その状況が持つ可能性や価値を知ることはできないのです。
あなたは知らず知らずの内に形成している偏見による価値観に気を付けなければなりません。
それに意味がないなどと考えてはなりません。
それに必要性がないなどと思い込んではなりません。
それがどのようなものであっても、何等かの意味があり、それがどのようなものであっても、何等かの必要性が存在しているのです。
あなたが努めなければならないのは、その状況が潜在する意味と必要性を見出すことです。
それらを見出すことができないのであれば、その時間は何の魅力もない、味気ないものになってしまうでしょう。
それでは退屈です。
あなたは退屈な人生で良いのですか?
あなたはその退屈が苦しみに変わるのを耐えることができますか?
退屈な人生には後悔が付き物です。
あなたはできる限り、自らの人生を魅力的なものにしなければなりません。
そのためには、偏見を有する価値観を使わないということが求められるのです。
意味がない、必要ではない・・・
そのように考えてはなりません。
それは人生の輝きを失わせる行為だからです。
あなたはどのような状況に対しても意味や必要性を見出しましょう。
そうすれば、人生が輝き始めるということを知っておきましょう。
あなたが人生に輝きが欲しいと願う時、わたしの言葉を思い出しましょう。
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