あなたは自らの主(あるじ)に逆らうことはできません。
あなたが主に逆らうということは、得られる豊かさを損なうということであるということを覚えておかなければなりません。
得られる豊かさを損なうどころか、何等かの損害を被るということを覚えておかなければならないのです。
あなたは自らの仕える主に逆らうことはできない、逆らうことは利口ではないということを覚えておきましょう。
ただし、ここでいう主というものは、弱さや過ちを所有している人間のことではありません。
ここでいう主というのは、あなたが選択し、進む道のことであるということを覚えておかなければなりません。
あなたが進む道には、その道の主が存在しています。
その道の主は人間のように歪ではありません。
あなたの主は完璧です。
あなたがどのような人をも騙すことができたとしても、主を欺(あざむ)くことはできません。
あなたがどのような道を進むにしても、そこで豊かさを得るためにはルールを厳守しなければなりません。
その道のルールを犯し、道を踏み外すのであれば、豊かさを得ることはできずに、乏しさと苦しみを得ることになるでしょう。
どのような道においても、豊かさを得るためのルールが存在するということを覚えておかなければなりません。
そのルールを厳守することなく、必要な豊かさは得られないのです。
あなたはそのルールこそが主であるということを覚えておきましょう。
あなたは決してその道のルールに逆らってはなりません。
その道のルールを犯す者が、その道を進み続けることはできないということを理解しましょう。
ただし、そのルールは人間の作り出したものではありません。
あなたの主は人間ではありません。
人間に対して悪事が露呈(ろてい)していないからという理由では、豊かさを守ることはできないのです。
その悪事が例え人間に露呈してはいなくても、主には知れています。
主は、あなたの道の上でのすべての行為を見ています。
あなたが行ったことが知られずに済むということは有り得ないのです。
どのようなことも必ず知れているということを理解しましょう。
あなたの主は、あなたに対して必ず正しいことをします。
あなたがどのように考えていようと、どのように自らを正当化しようと、そんなことは意味を持ちません。
あなたの行為が道に対して正しいかどうか?ということによってのみ、その判断が下されるのです。
あなたが人間に成りたければ、人間としてのルールを厳守しなければなりません。
あなたが社会人に成るなら、その仕事のプロフェッショナルになるなら・・・
あなたが成りたい自己を手に入れるためには、その道の主に逆らうことはできません。
あなたは思い高ぶり、傲慢に生きてはなりません。
あなたは小さな人間なのです。
自分が何よりも偉いというような慢心を所有してはなりません。
あなたがどのような立場になり、周囲の人間があなたに平伏(ひれふ)し、あなたの命令通りに動いたとしても、あなたが主なのではありません。
あなたとあなたの主の関係が覆(くつがえ)ることはありません。
人間には超えられない壁(立場)というものがあるのです。
あなたの親があなたの親である事実に変わりがないようにです。
あなたは主に逆らって豊かさを得ることはできないのです。
あなたは何事においても初心を忘れてはなりません。
その道を歩み始め、主に仕え始めた頃のように謙虚な態度でなければならないのです。
あなたが道の主に気に入られるためには、謙虚であり、常に勤勉に邁進する人でなければならないのです。
決して自分が主であるなどと考えてはなりません。
あなたはその道に仕えているのです。
その道のために懸命に働かなければなりません。
あなたは道にそぐう人に成らなければなりません。
道のために努めましょう。
あなたが道のために懸命に努めるのであれば、主はあなたの働きを必ず労います。
道から何かをもぎ取るのではなく、大切なのは主から与えられるものを得るということだと覚えておきましょう。
主があなたに与えるものに満足しなければなりません。
権利のないものに手を出してはなりません。
認められていないものを取るのはルール違反であるということを忘れてはなりません。
あなたが悪いと思っていなくても、権利がないのであれば、それは悪いことなのです。
道に反してはなりません。
主に逆らってはなりません。
主は絶対です。
主があなたに豊かさを与えるのだということを理解しましょう。
あなたが豊かさを生み出すのではありません。
あなたは受け取っているに過ぎないのです。
道に対し、主に対して奉仕しましょう。
それがあなたの幸福に繋がるでしょう。
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