人生を豊かなものにしたいと考えているのであれば、あなたは自分以外の存在に対して貢献しなければなりません。
自分以外の誰かや何かに対して貢献することによって、あなたは繁栄するということを理解しましょう。
誰かや何かのために貢献することなく、あなたは繁栄することはありません。
繁栄することなく、豊かさはないのです。
誰かや何かに貢献するということは、重宝されるということです。
自分にとって役に立つものを蔑ろにする者はいません。
どのような存在も、自分にとって有効であるものは大切に扱うのです。
それが使い物にならず、役にも立たないものであるのならば、それをごみのように投げ捨てるでしょう。
しかしながら、自分に対して貢献してくれるものを捨てる人はいないのです。
あなたが誰かや何かの役に立つのであれば、あなたが誰かや何かに蔑ろに扱われることはありません。
誰かや何かは、自分に貢献してくれるあなたに敬意を払い、あなたを大切に扱うでしょう。
大切に扱われる人はこの世界に繁栄します。
人が豊かな人生を生きるためには、誰かや何かによって大切にされなければならないのです。
あなたは自分独りの力によって繁栄するものでも、豊かに生きられるものでもないということを覚えておきましょう。
自分以外の存在を無視しては、人生を豊かなものにすることは不可能であるのです。
あなたは誰かや何かに対して、自分ができることによって貢献することに努めましょう。
どのような人にも「できること」はあります。
どのような人にも貢献する手段があるのです。
あなたは自分が何もできないという悲観的な考えを持ってはなりません。
あなたがどのような状態であろうとも、必ず貢献する手段があるのです。
一生懸命に探さなければなりません。
簡単には見付からないかもしれません。
しかし、必ず存在しているのです。
泣き言を吐いてはなりません。
諦める者には繁栄も豊かさも有り得ないのです。
どのような樹木も成長した暁(あかつき)には果実を実らせます。
林檎の樹木には林檎の果実、蜜柑(みかん)の樹木には蜜柑の果実が実るのです。
林檎の樹木が蜜柑の果実を実らせることはありません。
しかし、林檎はそれでも多くの生物に食され、繁栄しているのです。
どのような樹木もその果実によって貢献しているのです。
人は自らの存在によって貢献しなければなりません。
自らの力によって貢献しなければならないのです。
その心を豊かなものとし、多くの実り(愛)を身に付けなければなりません。
あなたが誰かや何かに貢献するためには、あなたの持っている実りが必要になります。
樹木は、果実、枝葉、幹、根という命そのものを以て自然環境に貢献しているのです。
それ故(ゆえ)に、樹木が滅びることはないのです。
あなたは自分という存在のすべてを使って貢献する手段を考えましょう。
すべてのものが大切な意味と必要性を以て存在しています。
この世界に無駄は存在しません。
あなたには存在意義があるのです。
あなたはその存在故に貢献することができるのです。
自らの持てる力によって、どのように僅(わず)かであっても誰かや何かに対して貢献しましょう。
あなたによって誰かや何かが少しでも幸せになれば、それが貢献であるのです。
貢献というものが大きなものであると考えてはなりません。
小さくてもそれはダイヤモンドであるのです。
貢献というものは、それがどのような大きさであれ、貢献であることに変わりはないのです。
あなたは少しでも誰かや何かに貢献することができます。
小さなことができれば、次にはそれよりも少しだけ大きなことができるようになるでしょう。
あなたの力は小さなものであっても無力ではないのです。
一つのこともできないということはないのです。
今のあなたには何かできることがあるはずです。
それを探し、実行しなければなりません。
貢献しない者は大切に扱われません。
大切に扱われない者が人生に豊かさを認識することなどできないのです。
あなたは貢献しなければなりません。
自分にできることを考えましょう。