寛大であれ。
あなたは大きな心を以て許さなければなりません。
自分自身を、他人を、罪を、過去を・・・
あなたはそれらを、寛大な心によって潔(いさぎよ)く許しましょう。
執着は不安の種です。
何かに執着することによって、人は苦しみを得るのです。
この世は変化し続けます。
それが真理であるからです。
時は止まりません。
時は動き続けます。
次々に展開する状況に対して、それに相応しく対処することがなければ、状況は悪化の一途を辿るのです。
時はあなたを待ちません。
あなたが戸惑っている間に、あなたを置き去りにするのです。
時を止めることはできません。
あなたは、時に従わなければならないのです。
あなたがどれだけ足掻いたとしても、どうすることもできないのです。
時は進み続け、状況は変化し続けるのです。
あなたが豊かに生きるためには、何かに対して戸惑い、執着している暇はないのです。
それがどのような意味を持っているのか?ということを「今」知る必要はありません。
それがどのような意味を持っているのか?ということは、後になって分かるからです。
後になって分かることを、今知る必要はありません。
理由を探している間にも、時は進み続けているのです。
理由が見付からない限り進まないというのであれば、理由が分かる頃には、時は既に過ぎ去った後なのです。
そこでは力は及ばす、後悔のみが残るのです。
どのようなことが起ころうとも、あなたは寛大な心によってそれを許さなければなりません。
過去には価値がありません。
価値は未来にこそ存在しているのです。
過去とは糞尿のようなものです。
畑の肥やしにはなれど、あなたの胃腸を満たすことはないのです。
過去を貪(むさぼ)っていてはなりません。
あなたの過去は、それを聞く他人にとって価値があるのです。
あなたにとっての価値があるのは、自分自身の未来であるということを知らなければなりません。
そして、それを覚えておかなければならないのです。
過去を取り戻すことはできません。
起こったことをどうすることもできないのです。
そして、それをどうする必要もないのです。
起こったことは、それが最善であるからです。
過去の出来事は、それがどのようなものであれ、それで良かったのです。
そうでなければならなかったのです。
過去がそのような形で存在したおかげで、あなたの豊かな人生が存在しているのです。
過去がそのような形でなければ、あなたは現状よりも乏しい人生を生きていたのです。
すべては過去のおかげなのです。
すべては原因から結果へと導かれます。
過去は未来を作るのです。
過去がどのようなものであったとしても、それに対して後悔を覚えているのであれば、未来は後悔という破滅的な感情によって乏しいものとなるのです。
あなたは許さなければなりません。
何事にも執着しないようにしておかなければなりません。
何事にも捉われないようにしておきましょう。
すべてが最善であるということを覚えておきましょう。
何があっても、それで良いのです。
豊かな心がなければ、大きな器量は手に入りません。
狭量な者は苦しい人生を生きるのです。
それは、狭量という原因によって明らかなのです。
寛大であれ。
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