あなたは自分の仕事をしなければなりません。
あなたはどのような状況においても、自分に与えられた仕事をこなすのです。
ここで言う仕事とは、社会的な意味を持つ仕事のことだけではありません。
あなたには社会的な仕事を含めた、人生の目的を果たすという意味での仕事が与えられているのです。
社会的な意味を持つ仕事でなくても、あなたがやらなければならないと感じることを仕事と呼ぶのです。
あなたの心が求めるものが、あなたの果たすべき仕事であるのです。
感情を超えた欲求があるはずです。
本能的な快楽ではなく、心の深くから導かれる欲求があるのです。
あなたはそれを知って、実行しなければならないのです。
人生には目的というものがあります。
それは、誰もが所有しているものです。
誰もが目的のために人生を生きているのです。
その目的は個々によって違いますが、その本質には心(魂)を磨き、人格(魂の格)を高めるためという目的があるのです。
誰もが自己(魂)の成長を目的として人生を生きているのです。
ただ、生活するためだけに生まれたのではありません。
苦悩を受けるために生きているのではないのです。
本能的な快楽を貪るだけでもありません。
様々な問題を通して自らを高め、より良い人生を生きて、幸福を得るために生きているのです。
人が豊かに生きるためには、責任を果たさなければなりません。
頼まれ事があるのに、怠けて責任を放棄しているのであれば、あなたはその人から責められるでしょう。
頼んだ人は、あなたに期待しているのです。
そして、あなたに褒美(ほうび)を与えようと楽しみにしているのです。
働いた者が褒美を受け取るのは当然です。
依頼した者が働いた者に対して褒美を与えるのも当然なのです。
人は「神」から「良く成れ」と言われています。
それは「神」からの頼み事なのです。
この世で褒美を与えるのは「神」以外には存在しません。
どのような豊かさも「神」を通じて実現するということを覚えておきましょう。
良く成れば、褒美が与えられるのです。
悪く成れば、責められるのです。
良く成った者には良いものが与えられます。
悪く成った者には悪いものが与えられるのです。
あなたは自らの雇い主に逆らうことはできません。
雇い主に逆らえば、あなたは職を失うのです。
働かなければ豊かさは得られません。
人からの職を失うことは大した問題ではありません。
しかし、「神」からの職を失うということは、その時点から豊かさと切り離されるのです。
「神」はあなたに「良く成れ」と言うのです。
人は良く成らなければなりません。
雇い主の意向に逆らうことのできる使用人はいません。
「神」に逆らうことのできる人は存在しないのです。
使用人でも、雇い主の目を盗んで不正を働くことはできます。
しかし、その不正は思わぬところで明るみに出ます。
しばらくは上手くいっても、決して豊かさには辿り着けないのです。
あなたは自分の仕事をしなければなりません。
どのような状況にも自らを磨き、高めなければならないのです。
仕事を怠ける者は救われません。
目的に生きることなく、だらだらと怠惰に生きているのであれば、避けようのない苦悩を受けるのです。
「神」の手から逃れることはできません。
それは、「神」がすべてと一つだからです。
あなたは自己の成長に努めましょう。
少しでも良いのです。
心の深くから生じる欲求に従うのです。
快楽に溺れることを許してはなりません。
本能に従っていては、下劣にはなれ、高尚には成り得ないのです。
あなたは心の深くから生じる欲求を大切にしましょう。
人生の目的を忘れてはなりません。
そこには常に、自己を高めるための学びがあるのです。
あなたは豊かさのために働かなければなりません。
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