人生というものは、決して当ての無い旅路ではありません。
すべての人生には、目的という当てがあるのです。
すべての人は、人生の目的という目的地に向かって歩み続けているのです。
人生は、放浪ではありません。
すべての人が、目的地へと歩みを進める旅路なのです。
人生に目的も無く生まれる人はいません。
どのような人物にも、目指すべき目的地があるのです。
あなたは、迷っているようでも、迷ってはいません。
あなたは、人生に導かれ、目的地へと歩み続けているのです。
道は真っ直ぐには築かれていません。
あなたには、真っ直ぐに進む力も、勇気もないのです。
山頂を目指すためには、なだらかに歩まなければなりません。
遠回りをしながら、確実に歩むのです。
山頂に辿り着くために急いでしまえば、急な崖(がけ)を登らなければなりません。
それでは、山頂に辿り着く可能性は低くなってしまうのです。
大切なのは、確実に歩むことです。
そして、確実に目的地へと辿り着くことなのです。
人生は、焦(あせ)ることはありません。
人生は、一か八かの博打(ばくち)はしないのです。
運に任せるようなことをする意味がないのです。
なぜなら、人生はあなたが目的地へと辿り着く道程(どうてい)を知っているからです。
この世界には、因果の仕組みが存在しています。
因果の仕組みとは、原因は、それに相応しい結果を実現するというものです。
それは、結果には、それに相応しい原因が存在するということも意味しているのです。
人生には、因果が分かっているのです。
そして、あなたのことも知っているのです。
あなたが人生を始めた理由も知っています。
それは、目的地を知っているからです。
結果を知っていれば、原因も知っています。
原因を知っていれば、結果も知っているのです。
あなたが人生の目的を果たすための最善の道程には、人生が導きます。
あなたは、人生の導きを否定することは出来ません。
あなたは、人生に逆らうことが出来ないのです。
自分勝手に生きているように思えても、すべての選択や行為が人生の術中(じゅっちゅう)なのです。
あなたは、自分で選んでいるように思えても、選ばされています。
好きに生きているように思っても、生かされているのです。
普通、人生の導きに気が付くことは出来ません。
すべての人は、自分の意思で生きていると思っているのです。
それが、どのような選択であろうとも、人生の導きが介入(かいにゅう)しています。
人生は、あなたを”あなた”にしようとするのです。
すべての人は、人生の目的を以(もっ)て生まれます。
それは、役割を担(にな)うということなのです。
あなたは、自らの担っている役割に逆らうことは出来ないのです。
すべての人は、役割の範囲内で行動しなければなりません。
それを超えることは出来ないのです。
人間は万能ではありません。
それは、役割が与えられているからです。
人は、役割を担うことによって、能力に制限が設けられているのです。
あなたは、自分の範囲内で生きることが出来ます。
自分を否定しては、生きられないのです。
あなたは、自分を生きなければなりません。
あなたは、自分を生きるように導かれるのです。
近道をする必要はありません。
大切なのは、目的地へと確実に辿り着くことです。
どのような人物も、人生の導きによって、目的地へと確実に歩みを進めています。
人生は、思い通りにはならないものです。
しかしながら、それで良いのです。
最短の道程は、遠回りの道程なのです。
人生を急いではなりません。
急いでも、目的地には辿り着けないのです。
人生の導きに従って、焦らずに歩みましょう。
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