すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれます。
すべての人は、人生に目的を以て生まれなければならないのです。
目的もなく生まれることの出来る人はいません。
どのような人物であろうとも、人生を始めるためには、目的が必要なのです。
目的がなければ、人生を始める意味がないのです。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
誰一人として、人生の目的を無視して生きることの出来る人はいないのです。
人生の目的は、人それぞれに異なります。
人は、それぞれに異なる目的を果たさなければならないのです。
誰に聞いても、あなたの人生の目的を教えてはくれません。
誰も、あなたの人生の目的を知らないのです。
多くの人は、自分自身の人生の目的さえ分かりません。
自分自身の人生の目的も分からないのに、他者の人生の目的が分かるはずがないのです。
あなたは、人生の目的を探さなければなりません。
あなたは人生の目的を日常の中に探し求めなければならないのです。
特別な体験が人生の目的を教える訳ではありません。
そのため、特別な体験を探し回り、日常から目を背(そむ)けてはなりません。
大切なのは、何気(なにげ)ない日常なのです。
それは、あなたにとっては刺激の少ない退屈(たいくつ)なものであるかも知れません。
しかしながら、それが刺激の少ない退屈なものであったとしても、人生の目的は近くから探さなければならないのです。
遠くにある目的地には、一歩一歩を積み重ねなければ辿り着くことは出来ないのです。
あなたには、必要が与えられているのです。
特別なものを探し回る必要はないのです。
あなたは、現状の中に必要を探しましょう。
現状の中の必要に気が付くことが出来れば、次の必要を探すことが出来るのです。
必要が遠くにあると思い込んで、遠くに探しに出てはなりません。
あなたは、近くの必要を探しましょう。
目的地は遠くに存在しますが、足場を確認しなければ、目的地へと辿り着くことは出来ないのです。
一つ一つの積み重ねが大切なのです。
人生の目的を果たすということは、小さな船で目的地に辿り着くために大海を渡るようなものです。
あなたは、小さな船で目的地へと辿り着かなければならないのです。
それは、とても危険なことであり、難しいことなのです。
しかしながら、あなたはそれに挑戦し、成し遂げなければなりません。
小さな船で大海を渡り、目的地へと辿り着くためには、船の仕上がりが求められます。
粗末(そまつ)な作りの船では、容易(ようい)に沈没してしまうでしょう。
丁寧な船作りをしなければ、目的地へと辿り着くことは出来ないのです。
あなたは、船を丁寧に作りましょう。
大海を渡る船とは、あなた自身です。
あなたは、丁寧に自分を作らなければならないのです。
丁寧な日常を送らなければなりません。
あなたは、思考や価値観や行為を丁寧に作らなければならないのです。
あなたは、自分の選択が”良い仕事”かどうか?を考えましょう。
”良い仕事”とは、愛情の籠(こも)った仕事のことです。
良い船を作るためには、愛情を必要とするのです。
船に対する愛情が、あなたに丁寧な仕事をさせるのです。
愛情が薄(うす)ければ、その仕事は粗末なものとなってしまうのです。
仕事の質は、愛情の量で決まるのです。
あなたは、自分自身に対して愛情を傾けなければなりません。
そして、人生に対して愛情を傾けなければなりません。
あなたは、自分自身で作った船で大海を渡らなければならないのです。
愛情を注いで丁寧に作っていなければ、隙間(すきま)から海水が浸入し、やがて船は沈んでしまうでしょう。
あなたは、目の前の快楽や欲望や苦悩に溺(おぼ)れてはなりません。
自分自身や人生に愛情を注ぐ人は、目の前の快楽や欲望や苦悩に溺れることはないのです。
そのような人は、人生の意味を考えるでしょう。
そして、自分の存在理由を考えるのです。
あなたは、何のために生まれたのですか?
あなたは、どのような状況下であろうとも、そのことを考えなければなりません。
人生の選択は適当でも構いません。
なぜなら、何が正解かあなたには分からないからです。
しかしながら、一歩一歩は丁寧に踏み締めなければならないのです。
いい加減に足を出せば、折れた枝を踏み抜いてしまうことや、毒蛇を踏んでしまうこともあるのです。
あなたは、現状において、丁寧に生きましょう。
どのような現状であろうとも、その現状に愛情を注ぎましょう。
都合の悪い状況においても、感謝を忘れてはならないのです。
あなたは、自分で作った自分自身で人生を生きます。
日常における一つ一つの選択によって、あなたは自分自身を作るのです。
出来るだけ丁寧に作りましょう。
そして、人生の目的を果たしましょう。
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