すべての人は、自分を知りません。
すべての人が、自分が何か?分からないのです。
自分を知るのはとても大切なことです。
なぜなら、人生の目的を果たすためには、自分を知る必要があるからです。
すべての人は、人生に目的を以(もっ)て生まれるのです。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
人生の目的を果たすことがなければ、満たされることはないからです。
すべての人は、心に空しさを抱えています。
心が満たされている人はいないのです。
すべての人が心に空しさを抱えていますが、それを何かでごまかしているのです。
偽りの幸福によって取り繕(つくろ)っているのです。
偽りの幸福が剥(は)がれると、そこから空しさが漏(も)れ出します。
空しさが漏れ出すと、心には空しさが広がります。
空しさはやがて心を覆(おお)い尽(つ)くしてしまうのです。
心が空しさで覆い尽くされると、気力を失ってしまいます。
それは、心を暗くしてしまうのです。
誰にとっても、空しく生きることは苦しいのです。
そのため、どうにかして空しさを取り繕うのです。
多くの人は、目の前の快楽や欲望や責任を貪(むさぼ)ることで、それを成し遂(と)げようとするのです。
しかしながら、目の前の快楽や欲望や責任を貪ったところで、空しさを取り繕うことは出来ません。
その時は成功したように思えても、後に空しさが漏れ出すのです。
偽りの幸福によって取り繕っても、空しさを解決することは出来ません。
大切なのは、真(まこと)の幸福を得ることです。
真の幸福とは、本質的な幸福のことです。
本質的な幸福を理解するためには、自分が何か?ということを知らなければなりません。
自分の本質が何か?分からなければ、本質的な幸福を理解することは出来ないのです。
”自分は何か?”
という問いが重要なのです。
あなたは、自分を探さなければなりません。
そして、自分を知らなければならないのです。
この世界には、因果の仕組みが存在しています。
すべての結果には、それに相応しい原因が存在するのです。
人生という結果には、それに相応しい原因が存在します。
それは、人生の目的です。
人生は、目的が無ければ生じないのです。
あなたが人生を始めるためには、その原因が必要なのです。
原因は、結果よりも先に存在します。
原因が存在するからこそ、結果が生じるのです。
種を蒔(ま)けば芽が出るようなものなのです。
種が存在しなければ、芽は出ないのです。
人生の目的は、あなたが生まれる前に決めておく必要があるのです。
あなたは、生まれる前に人生の目的を決めたのです。
それは、あなたの本質が、肉体よりも以前の存在ということになるのです。
肉体は、人生を始めた後に生じたのです。
そのため、肉体はあなたの本質ではないのです。
あなたは、自分を肉体だと考えてはなりません。
肉を満たそうとしても、満たすことは出来ないのです。
肉は、しばらく満たされるだけで、また直ぐに不足するからです。
肉は直ぐに渇(かわ)くでしょう。
それは、陽の注ぐ大地のように渇いてしまうのです。
雨を待っても、また直ぐに渇いてしまいます。
その繰り返しの中に人生は終わってしまうのです。
あなたは、偽りの幸福を得るために生まれたのではありません。
不足を貪るために生まれたのではないのです。
空しく生きてはなりません。
あなたは、霊を以て生まれました。
あなたは霊を満たさなければならないのです。
霊を満たすためには、霊を満たすための生き方を行うしかないのです。
霊は、この世の快楽や欲望や責任を欲しません。
この世の快楽や欲望を責任を与えても、霊は喜びはしないのです。
霊は、霊のために生きなければ満たされないのです。
あなたは、霊が満たされる生き方をしなければなりません。
この世の快楽や欲望や責任を貪ることは、肉や自尊心を満たそうとする生き方です。
そのような生き方によって、霊を満たすことは出来ないのです。
あなたには、果たすべき人生の目的が存在します。
あなたは、人生の目的に沿(そ)った生き方をしなければならないのです。
これは、あなたの人生です。
他者と比べることには価値がありません。
自尊心は、他者と比べようとして疼(うず)きます。
他者と比べても惨(みじ)めな気持ちになるだけなのです。
人は、それぞれに異なる目的と役割を生きているのです。
必要は、人それぞれに異なるのです。
肉や自尊心が煽(あお)るのは勝ち負けです。
あなたは、勝ち負けによって満たされることはありません。
霊は、勝ち負けなど求めてはいないのです。
他者がどのように考えようと、あなたには関係のないことなのです。
霊のために生きる必要があるのです。
あなたは、霊を満たしましょう。
自分とは何か?ということを問い続けましょう。
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