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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2020年7月30日木曜日

精神の躾

すべての人は、未熟に生まれます。
すべての人は、未熟に生まれなければなりません。
誰一人として、成熟した状態で生まれることの出来る人はいません。
すべての肉体が未熟に生まれるように、すべての精神も未熟に生まれるのです。
あなたは、自らの精神が未熟であるということを知りましょう。
すべての人の精神は、未熟な状態であるのです。
残念ながら、それを捨て置くことは出来ません。
あなたは、自らの精神と向き合い、それを改善しなければならないのです。
しかしながら、自らの精神と向き合うことは容易(ようい)ではありません。
なぜなら、すべての人の精神は未熟であり、荒れているからです。
残念ながら、すべての精神が歪(ゆが)んでいます。
すべての精神が荒れ狂っているのです。
すべての人は、自らの精神と向き合わなければなりません。
そして、それを制する必要があるのです。
精神は、飼い犬のようなものです。
あなたは、それを躾(しつけ)なければならないのです。
残念ながら、すべての精神は、拾われた野犬のように乱暴です。
すべての精神は、一筋縄ではいかないのです。
どのような精神も、それを躾るのは大変なのです。
なぜなら、あなたには、自らの精神の状態や言葉が分からないからです。
それは、あなたが野犬の状態や言葉が分からないのと同じなのです。
あなたは、野犬が何を訴(うった)えているか分かりますか?
残念ながら、あなたには分からないのです。
野犬を躾ようとしても、互いの間の隔(へだ)たりを埋めることは容易ではないのです。
あなたが野犬を躾るためには、愛情を以(もっ)て、多くの時間と労力を費やして向き合わなければなりません。
力で服従(ふくじゅう)させようとすれば、却(かえ)って荒れるのです。
精神を無理矢理に従わせることは出来ません。
無理矢理に押さえようとしても、押さえ込むことは出来ないのです。
あなたが精神を躾るためには、精神のことを知らなければなりません。
精神のことを知るためには、精神と向き合う必要があるのです。
野犬のことを知るためには、野犬と向き合い、野犬のことを知らなければなりません。
そして、野犬にもあなたのことを知ってもらわなければならないのです。
互いの思いが通じた時、そこに理解が生まれるのです。
自分勝手に理解したと思い込んでも、理解することは出来ません。
互いが通じ合わなければならないのです。
あなたは、自らの精神と向き合わなければなりません。
しかしながら、それは難しいことでしょう。
なぜなら、そこには多くの問題が存在するからです。
先述(せんじゅつ)したように、成熟した精神は存在しません。
すべての精神が未熟なのです。
未熟な精神は、問題を抱えるのに相応(ふさわ)しいのです。
問題を抱えない精神は存在しません。
どのような人物の、どのような精神にも問題が存在しているのです。
例えば、多くの人の精神には、劣等感と優越感という問題が存在しています。
他者との比較によっては、あなたは精神を躾ることが出来ないのです。
他者と自分を比較している時には、自らの精神と向き合ってはいません。
他者と自分を比較している時、人は、他者と向き合っているのです。
残念ながら、他者のことを気に掛けている者は、自らの精神を見失ってしまうのです。
多くの人が、他者と自分を比較することによって、劣等感や優越感に陥(おちい)るのです。
すべての人は、人生に目的を以て生まれます。
すべての人は、人生の目的を果たさなければなりません。
人生の目的を果たすためには、精神の協力が必要なのです。
あなたは、精神と共に人生を歩まなければならないのです。
精神を無視して先に進むことは出来ません。
精神の協力がなければ、解決することの出来ない問題が存在するのです。
あなたは、精神を自分だと思い込んではなりません。
あなたは精神を躾、友好な関係を築くことが出来ていないのです。
多くの人は、精神と対立しています。
野犬が無条件にあなたに媚(こ)び諂(へつら)わないように、精神が無条件にあなたの追従(ついじゅう)することはないのです。
友好な関係を築かなければならないのです。
あなたは、自らの精神と向き合い、そこに存在する問題を一つ一つ解決していかなければなりません。
愛情を以て、多くの時間と労力を費やして向き合いましょう。
人生におけるすべての状況は、精神の状態を現しているのです。
あなたは、目の前の状況から、自らの精神の状態を知ることが出来るのです。
不平不満や自己憐憫(じこれんびん)などに陥っているのであれば、精神を躾られてはいないのです。
精神を躾ているのであれば、感謝に至るはずなのです。
それがどのような状況であろうとも、そこに感謝を見出すことが出来るはずなのです。
感謝に至るまでは、苦しまなければなりません。
精神と協力し、苦しみを乗り越えましょう。

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