「すべてはひとつ」です。
すべてはひとつに繋がっています。
この世界に孤立しているものは存在しません。
すべてが何らかの形でひとつに繋がっているのです。
あなたは存在しているすべてがひとつであることを知らなければなりません。
「すべてはひとつ」であることを知らずに、世界に豊かさを得ることは出来ません。
それは、すべてがひとつに繋がっていることを理解しなければ、あなたの心は争いを選択してしまうからです。
争いを引き込んだ心に平穏は約束されません。
争いが怒りや憎しみを生み出します。
怒りや憎しみに支配された心は、充足感や幸福感によって満たされることが出来なくなってしまいます。
争いに支配された心は、何をやっても(建設的に)満たされることはないのです。
心が(建設的に)満たされることがなければ、人生に豊かさを受け取ることは出来ません。
人生における豊かさの前提には、心が(建設的に)満たされていることが条件なのです。
心が満たされることなく、どのような豊かさも幸福も受け取ることが出来ないことを知らなければならないでしょう。
「すべてはひとつ」であることを理解することが出来れば、その心が争いに支配されることはありません。
「すべてはひとつ」であることを理解することが出来ない心こそが争いを生み出し、やがてはそれに支配されてしまうのです。
あなたはどのような状況においても「すべてはひとつ」であることをその心にとどめておかなければならないでしょう。
しかしながら、「すべてはひとつ」ではありますがすべてが同じ方向性や価値観を備えている訳ではありません。
それぞれが自由な意思を所有し、独自の正義を掲げているのです。
「すべてはひとつ」に繋がっていますが、すべてが同じではないのです。
すべてが同じであるとする認識(決め付け)を所有するのであれば、あなたは世界との隔たりに心を傷付けてしまうでしょう。
相手との違いに対して、争いを選択してしまうかも知れません。
すべてが同じであると思い込み、それを信じてはなりません。
あなたはすべてとひとつに繋がってはいますが、それらは決して同じではないのです。
あなたは相手が自らと同じ方向性や価値観の中にいると決め付けてはなりません。
それぞれが独自の方向性や価値観を所有し、独自の正義を掲げているために、同じであることはないのです。
あなたはその違いを理解しなければなりません。
相手が自分と同じであると考えてはなりません。
それぞれにはそれぞれに適した形があるのです。
あなたは相手と意見が合わずにすれ違うこともあるでしょう。
誰かに嫌われることもあるかも知れません。
しかしながら、すべてが同じではないためにそれは自然なことなのです。
すべての人物と上手くいくということはありません。
それぞれが所有する方向性や価値観などの正義が噛み合わないこともあるでしょう。
それは現時点では仕方のないことです。
あなたはすべての人物との関係が上手くいくとは考えない方が良いでしょう。
残念ながら、すべての正義が同じものになることはありません。
世界におけるそれぞれの役割が違うのと同じように、正義もそれぞれに必ず違うものになるのです。
すべての人間関係が上手くいかないことは当たり前のことです。
必ずしも、嫌われることが悪いことではありません。
正しく在っても嫌われる時は嫌われるのです。
大切なのはあなたが相手を嫌わないこと。
相手を認め、思いやる気持ち。
争いを選択しない心です。
「すべてはひとつ」なのです。
役割と正義に違いがあるだけです。
様々な形の役割と正義が存在しているからこそ、物事は向上し、正しい方向性を持って発展していくのです。
あなたを批判する人物がいなければ、あなたは歪んだ人格を形成してしまうでしょう。
あなたを批判し、あなたを嫌い、あなたを叱る人物がいるからこそ、あなたは真っ直ぐに生きていけるのです。
「すべてはひとつ」に繋がっています。
しかし、同じではないことを覚えておかなければならないでしょう。
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