争いはどのような豊かさも生み出すことはありません。
争いが生み出すものは破滅であり、苦しみ以外の何ものでもないのです。
争いによって豊かさを得られるとする認識を所有しているのであれば、そこには注意が必要です。
どのような方法を用いても、争いを豊かさへと転ずることは出来ないのです。
争いは必ず破滅と苦しみを生み出すことを肝に命じておかなければなりません。
あなたが求めているのが豊かさであるのならば、どのような選択に対しても争いを用いてはなりません。
不満や怒りなどの考えや感情という方法を選択してはならないのです。
あなたが豊かさを得るためには、「優しさ」という選択と方法を用いなければならないのです。
なぜなら、この世界において豊かさを得るためには、そこに愛がなければならないからです。
愛とは思いやりです。
相手のことを思いやる心こそが愛情であり、愛なのです。
人は人との絆の中に人生を築きます。
人と人との間に結ばれる絆を無視することは出来ません。
あなたは、自らと他人との間に結ばれる絆を蔑(ないがし)ろにすることは出来ないのです。
なぜなら、人と人とを結ぶ絆こそが、人であるあなたの人生にとって強大な影響力を持っているからです。
あなたが他人との間に結ぶ絆によって、あなたの人生は変わります。
その絆が優しさや思いやりに溢れているのであれば、あなたの人生はとても大きな豊かさを得ることが出来るでしょう。
しかしながら、その絆が不満や怒りなどの争いによって満たされているのであれば、あなたの人生はとても大きな苦しみを得ることになってしまうでしょう。
あなたは人です。
ちっぽけな者です。
あなたはとても小さく、弱い存在なのです。
あなたは独りで何が出来るでしょう。
考えてみてください。
あなたが本当に独りなら、一体何が出来るでしょう。
残念ながら、あなたは孤独に耐えることすら出来ません。
独りでは何も出来ません。
あなたはそれ程小さく、弱い存在なのです。
他人との繋がりがなければ、あなたは力を失ってしまいます。
他人に協力してもらわなければ、あなたは何かを達成することは出来ません。
あなたは自分が独りで生きているなどと考えてはなりません。
あなたは今まで一度だって独りで生きたことはないのです。
あなたが気付かないだけで、常に何らかの支えがあなたを支えていたのです。
そうでなければ、あなたは今ここには存在していないのです。
謙虚で在りなさい。
感謝の気持ちを持ちなさい。
相手を敬い、労う気持ちを持ちなさい。
不満や怒りなどの争いの感情があなたに何をもたらすのかを真剣に考えなければなりません。
そして、そこで辿り着いた答えを自らに反映させなければなりません。
同じ過ちを繰り返してはなりません。
相手の心を掴むためには、相手の心の中に入り込む必要があります。
争いの方法では相手はあなたを警戒することでしょう。
あなたが用いる方法が優しさや思いやりであるなら、相手はあなたを警戒することなく受け入れてくれるでしょう。
相手の心に優しく触れ、その絆を良いものにしましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿