「すべてはひとつ」です。
存在するすべての存在は皆ひとつに繋がっています。
世界に孤立しているものはありません。
関係性を持たないものは存在しません。
どのように無関係に思えるものであっても、深い場所ではすべてがひとつに繋がっています。
世界は全体によってひとつなのです。
あなたはそれを知らなければなりません。
そして、それを理解し、決して忘れてはなりません。
「すべてはひとつ」なのです。
すべての存在が全体という形によってひとつに繋がっていることを理解することが出来れば、あなたは自らの内と外の世界に豊かさを導くことが出来るでしょう。
すべての存在に対して繋がりを意識することが出来れば、そこには思いやりや愛情が生まれます。
思いやりや愛情に満たされた心や状況は、あなたにより良い方法を見せ、それを辿ることによってあなたは自らの心を満たす豊かさを得ることが出来るでしょう。
しかしながら、すべての存在に対して繋がりを意識することが出来なければ、そこに思いやりや愛情を生み出すことは出来ません。
対象を別物(もしくは敵)として捉える考え方はそこに拒絶や争いなどの思考や感情を芽生えさせてしまうでしょう。
拒絶や争いなどの破滅的な思考や感情があなたにより良い方法を見せることはありません。
そうなれば、状況に対して豊かさを導くことは難しくなってしまうのです。
あなたが穏やかな心を以て状況を選択し、人生に対して豊かさを求めるのであれば、「すべてはひとつ」であるという事実に目覚めなければならないのです。
すべてがひとつに繋がっていて、無関係なものなどは存在しないと思える心が必要なのです。
あなたはすべての存在に対して、自らとの繋がりを探さなければならないでしょう。
わざわざ敵を作り出さず、より多くの存在と協力し、より良い状況を築くことが出来るように努めることが人生を豊かなものにする最善の方法なのです。
しかしながら、「すべてはひとつ」ではありますが、それは全体によってひとつであり、すべてが同じ訳ではありません。
それぞれに違う形、違う役割、違う方向性を持っているのです。
違うものたちが全体をひとつとして形成しているのです。
すべてをひとつとして捉える時に、すべてを混同するようではなりません。
すべての存在は、それぞれがしかるべき場所に存在していなければならないのです。
すべてを混同してしまうと、その形や役割や方向性をも混同してしまいます。
それでは上手くいきません。
すべてが同じ業種の社会は、その機能を全うすることは出来ないのです。
違う業種がそれぞれの役割を果たすことによって始めて、社会という全体がひとつとして形を成すのです。
すべては違って当たり前です。
違うことが悪い訳ではありません。
混同してはなりません。
区別を以てしかるべき場所に置かなければなりません。
すべては全体によってひとつであることを忘れてはならないでしょう。
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