人生を歩む時、人は必ず何らかの問題や壁に突き当たります。
どのような人物であっても、生きているのであれば必ず何らかの問題を抱え、何らかの壁に行く手を阻まれるものです。 
人生がいつの時も順風満帆に進むということはありません。 
目の前に有利な状況や、自身にとって良い事ばかりが現れることはありません。 
何の問題もなく、何の壁もなく歩むことが出来る人生などはどこを探しても存在してはいないのです。
誰の、どのような人生にも必ず問題や壁は存在するのです。
そして、目の前に存在する問題や壁があなたにもたらすものは「悩み」です。 
あなたは問題や壁を前にした時に思い悩んでしまうことでしょう。
誰にとっても受け入れられないことはありますし、誰にとっても建設的に処理することが出来ないことはあるものです。 
あなたが人であるのならば、何らかの悩みを抱えることは必ずあることなのです。  
人は状況(問題や壁)に対して苦しみを感じた時に、それを思い悩みます。 
そのため、悩みというものは苦しいものであるという概念が自然的に発生することでしょう。
喜びを感じる状況においてあなたが思い悩むということはないでしょう。 
嬉しい悲鳴という表現がありますが、それは悩みではなく迷いです。 
悩みというものは誰にとっても苦しいものです。 
そのため、大抵の人物が悩みを生み出す状況に対して嫌悪感を抱いているはずです。
そして誰もが悩みから脱したいと考えるのです。 
あなたは何らかの悩みを抱えているでしょうか?
抱えている問題や壁を解決へと導くためには、悩みから目を逸らしてはなりません。
悩みを他の何かで誤魔化すという方法では、悩みが解決することはありません。 
病気を抱えているのに、違うことを考えて気を紛らわそうとしても、その病気が治療されることはありません。 
病気を治療するためには、病気に対して目を背けることなく向き合い、それを治療する具体的な方法を一つひとつこなしていかなければならないでしょう。 
病気に向き合うことなく、病気を治療することなど出来ないのです。
あなたが抱える問題や壁が生み出す悩みを解決するためには、その悩みから逃げたり目を背けるのではなく、向き合う必要があることを覚えておかなければならないでしょう。 
悩みを解決するためには、悩みが訴えるその本質について考えなければなりません。 
あなたが抱える悩みがあなたに何を訴えているのかを理解することなく、あなたはその悩みの本質を理解することは出来ません。 
悩みが何を訴えているのかを理解することがなければ、問題や壁がどこにどのような形で存在し、どうすれば解決することが出来るのかを理解することは出来ないでしょう。 
しかしながら、悩むことが悪い訳ではありません。 
失敗でもなければ、それで可能性が絶たれる訳でもないのです。
悩みはあなたに自らの間違いとその解決策を訴えています。
あなたにより良い方法を教えてくれるのが悩みなのです。
そのため、あなたが悩んでいるということはより良い方法を探すことが出来るということなのです。
道に対して従順であり誠実な人物程、多くの悩みを抱えているものです。
あなたが何を選択するのかはあなたの自由です。
しかしながら、あなたが悩みを悪者だとする考えを所有しているのであれば、その考え方を見直す必要があるかも知れません。 
思い悩むことに苦しむのではなく、悩みさえも建設的に捉えてそこから傾向と対策を学び、それを人生に対して活用しましょう。 
  
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