あなたは「飢え」を知らなければなりません。
「飢え」ていなければならないでしょう。
多くの人は「飢え」に対して警戒感や危機感、嫌悪感を抱いています。
そのため、「飢え」ている状態を嫌い、なるべくならそれを回避しようとします。
それは本能が成せる業であるため自然的なことではあります。
しかしながら、「飢え」を極端に嫌い、過剰なまでに遠ざけるのであれば、そこから得られる大切なものを得ることができなくなってしまうのです。
「飢え」に対する警戒感や危機感、そして嫌悪感が「飢え」の中に存在している気付くべき大切な学びや、活用すべき大いなる力をあなたから遠ざけているのです。
多くの人は「飢え」を嫌いますが、「飢え」とは本当に嫌うべき対象なのでしょうか?
果たして、あなたは本物の飢えを知っているのでしょうか?
それを実感として所有しているのでしょうか?
あなたが抱えているのは、「飢え」に対する思い込みや勝手なイメージではありませんか?
あなたは飢えていると言えるのでしょうか?
本当に満たされてないと断言することができるのでしょうか?
きっと、あなたは贅沢になり過ぎています。
贅沢にも関わらず、「飢え」に対する嫌悪感から必要でもない欲望や欲求を導き出し、それを惰性(だせい)として操られているだけではありませんか?
あなたが求めているものは、本当に求めるべきものなのでしょうか?
「飢え」に対する嫌悪感が導き出す欲望や欲求に従っているだけではありませんか?
あなたはきっと飢えてはいないはずです。
飢えていると感じているだけです。
お腹が空きますか?
心の底から欲しいものに巡り会えていますか?
何かを大切にする気持ちを所有していますか?
感動することがありましたか?
あなたは本当に「飢え」ているのでしょうか?
満腹なのに食べようとはしていませんか?
欲望には限りがありません。
自らの空腹にも気が付けないようでは、大切なことを見極めることはできません。
すべての力はあなたの内部より引き出さなければなりません。
しかしながら、「飢え」を知らない者には不可能です。
あなたは「飢え」を受け入れ、「飢え」を知らなければなりません。
そして、そこから得られる大切なものに気が付かなければならないでしょう。
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