人生に対する満足度は自分がどのようなことを成し遂げたのかによって決まります。
あなたがどのような成果を人生に築いたのかによって、自らに受け取る満足度は変わるのです。
満足度を高めるためには、より大きな成果を導き出し、より大きなことを成し遂げなければならないでしょう。
より成長し、より向上し、より発展した場所に程、大きな満足感が存在しているのです。
あなたはより大きなことを成し遂げなければなりません。
大きなことを成し遂げるためには、大きな志が必要になります。
志も持たずに何かを成し遂げることはできません。
その志の大きさによって、成し遂げようとするものの大きさも変わってきます。
それが大きな志である程、大きなことを成し遂げる可能性は高まります。
しかしながら、大きなことを成し遂げたいと思った時、人の視点はより高みに、より遠くに向けられます。
夢を叶えようとする時に、人は目の前の現実(現状)よりも、理想という幻想に着目してしまうのです。
志を大きく持つことはとても大切なことです。
しかしながら、そのせいで目の前の現実(現状)を見失ってしまい、それを疎かにすることには注意しなければならないのです。
大きなものを見る者は、小さなものを見失いがちです。
小さなことを疎かにする者は、大きなことを成し遂げることはできません。
繊細さ、緻密(ちみつ)さに欠ける者は、何かを組み上げる時に小さなものが担う大きな役割りを悟ることはなく、大きなものだけに捉われて小さなものの価値を無視します。
何を積み上げるにしても大きなものだけではそれを成すことはできません。
大きなものだけを組み上げるのであれば、見た目にはもの凄い成長を見せるものです。
勢いよく大きくなるものを眺めるのはとても有意義なことでしょう。
しかしながら、大きなものだけを組み上げていく時、小さなものが持つ「楔(くさび)」の役割を活用していなければ、それはとても不安定なものになってしまうのです。
世界には大きなものと小さなもの、大きなことと小さなことが存在しています。
それは役割を分ち、そこに安定をもたらすためなのです。
大きなことと小さなことがそれぞれの力を一つにすることで、それは確固たるものになるのです。
あなたの目の前には重要に思えるものと、それほど重要には思えないものがあるでしょう。
しかし、その考え方や価値判断は成し遂げるべきものに対して本当に正しいのでしょうか?
大きなことばかりに捉われてはなりません。
小さなことを軽視してはなりません。
状況に応じて何が重要であるのかは変化するはずです。
あなたはそれを見極めなければなりません。
人は自らにとってより大きな(重要)ものを好みます。
しかし、それだけではうまく進みません。
大胆さと繊細さを兼ね備えなければならないでしょう。
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